エアコンクリーニングの全て【保存版】

・・・・ はじめに ・・・・

当記事は2012年にクリーニング方法と料金変更についてご案内した内容を加筆、修正したものです。変更個所について現在形で書かれていますが、既に変更済みとなっています。
エアコンクリーニングの実情を徹底的に解説してあります。是非ご覧ください。


皆さま、こんにちは。
今日はエアコンクリーニングについて大切なお知らせです。これからエアコンクリーニングを頼もう、またはこの先頼むかもしれない、以前に頼んだことがある、なんていう人たちには是非読んで欲しいです。とても長くなりますが読んだだけの価値を十分に感じていただけると思います。最終的に当店にエアコンクリーニングを頼むかどうか?は別にして、知識として身に着けておいて損はしない内容になっています。

 

1⃣クリーニング率を上げたくて

先ずは今回の結論を先に書いてしまいます。当社のエアコンクリーニングの料金を2012年6月より値上げさせていただきます。
「ああ、そうなの?それではさようなら~」なんて言わずにもう少しお付き合いください。(^_^;)
洗剤の仕入れ値が上がったからとか、利益がもっと欲しいからとか、効果の程が知れている防カビコーティングをするとか、そんな単純な理由ではありません(コーティングのことを知りたい方はこちら! )。
クリーニングの方式をグレードアップし、今よりもクリーニング率を上げたいのです。簡単に言うと仕上がりレベルを上げるため、それに伴う技術料と作業時間の増加分の値上げとなります。

クリーニング率とはクリーニングによってどれくらい新品に近い状態に戻るか?を表す言葉です(個人的に作った言葉なので一般用語ではありません)。とてもキレイになればクリーニング率が高い。あまりキレイにならなければクリーニング率が低いといった具合です。この高・低が変わる要素は次の2点です。

①クリーニング方式(≒作業者の技術力)
②汚れの進行度合い(=どれくらい汚れた時点でクリーニングをするか?)

例えば新品から3年経過したエアコンと、10年経過したものでは同じ作業者が同じ方式でクリーニングしても、そのクリーニング率は違うということです。
繰り返しになりますが、今回の趣旨は①のクリーニング方式をグレードアップしてクリーニング率を上げます!という内容です。

当社にとっては1台あたりの儲けは変わらずとも、お客様の満足度が今まで以上に高くなり、次回もワールドクリーナーに頼もう!というリピーター様がもっと増えてくれるとうれしいな♪という考えです。

と言っても、お客様にしてみれば値上げは値上げ。どこまでご支持いただけるか?正直とっても不安です。値段最重視で安価な業者を次から次にグルグル探し回っている一見のお客様からのご注文は減るはずなので、向こうしばらくの苦しさは覚悟しています。本当は値上げせずにクリーニング率を上げられれば一番良いのですが、そうもいかない事情もありまして、何卒ご理解賜りたく、お願い申し上げる所存でございます。

②の汚れの進行度合い(=何時クリーニングをするか?)については当然ですが、クリーニングを実際にご注文されるお客様のご判断になります。私達業者はお客様への啓蒙活動を行うまでしかできません。これについては一番最後にまた触れます。

 

2⃣方式が違えばクリーニング率も月とスッポン!

さて、話しを前述①クリーニング方式(≒作業者の技術力)に戻します。
値上げをお願いするだけでは能がないので、先ずは現在市場で行われているエアコンクリーニングの方式をご説明致します。もったいぶるつもりは無いのですが、そのほうがグレードアップの意味をより深くご理解いただけると思いますので、料金については後ほどご案内させていただきたいと思います。

クリーニング方式の解説情報は既にネット上にたくさんあります。私も色々と見てみましたが、一箇所にまとめてあるようなものは少し情報が古かったりしました。また、最新の情報を掲載しているものは断片的にあちこちに散乱しているような感じです。ですので、皆様がパッと見て全部が分かるような、現時点での最新版と呼べるものにします。それこそ保存版にしていただき、今は必要が無くても、その時になったら読んでいただければ嬉しいです。また、お知り合いでクリーニングを考えている人がいたら是非広めてほしいです。これを読んでからクリーニングをご依頼すれば、後から疑問が沸いたり、後悔することも無く、全て納得済みでご依頼できるようになるはずです。当店にとって良いことばかり書いて終わり!なんてことはしません。

合言葉は「これだけ読めばバッチリ!」です。

さて、それでは・・・

現在、業者がお金をもらって行っているクリーニング方式にはいくつかあります。

A:蓄圧噴霧式(手動又は電池)
B:高圧洗浄式    レベル1
C:高圧洗浄式    レベル2
D:高圧洗浄式    レベル3
E:壁から降ろす式 

A→Eにいくに従って、クリーニング率が高くなると同時に技術力もより高いものが必要になります。

所要時間、料金もアップしていく傾向にあります。

B、C、Dについては同じ高圧洗浄式ですが、分解のレベルが異なり、クリーニング率に違いが出ます。

Eについても高圧洗浄機を使いますが、作業手順がB、C、Dとは全く異なるので別名称にしてあります。

【クリーニング方式 評価イメージ】
方式

なお、洗剤の種類については評価要素に入れていません。今現在手に入る洗剤はどれも一定以上の洗浄力を有していると思います。洗剤の違いによるクリーニング率への影響はクリーニング方式のそれに比べればずっと小さいからです。

また、クリーニング率とは関係ありませんが、人体への安全面を気になさる人も多いと思います。これについては、どの洗剤でもポイントを押さえて使えば問題が起こることはありません。逆に安全を前面に打ち出している洗剤でも、扱い方が雑であれば問題が起こります。つまり安全かどうかは作業者の心得によるところが大きいのです。洗剤のことについてもっと知りたい方はエアコンクリーニングの洗剤のこと をご覧ください。

話を戻して順に詳しく見ていきます。

 

A:手動(または電池)蓄圧噴霧式

◆作業手順

化粧カバー、フィルター、ルーバー(風向き調整板)を外します。

ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -カバー他

 

アルミフィン(熱交換器)、送風ファンに洗剤を塗布し、汚れが浮いてきた頃を見計らって蓄圧噴霧器を使い水で洗い流します。

【縦筋の部分がアルミフィン】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -本体

【送風ファンは吹き出し口を覗くと見える黒い筒状の部品】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -ファン

【噴霧器】

噴霧器=言い換えればただのスプレーです。

他にも外した部品の洗浄、洗浄後の中和処理などの補助的な作業もあります。

中和処理はアルカリ性の洗剤を使用する場合の作業です。

それらについては当然やるべき作業ですので以降の説明では割愛します。

 

◆所見

分解レベルも低く、高い圧力をかけた液体を使用することもないので養生も楽です。その分、作業時間も短く済み、料金も安く済みます。但し、クリーニング率はとても低くなります。この方法でキレイにできるレベルの汚れであれば、クリーニング自体まだ必要無いと思います。そして今ではこの方式でクリーニングしている業者は殆どいないはずです。ですが、市場価格よりも妙に安かったり、激安をウリにしているような場合は注意が必要かもしれません。もちろん、お客様が納得済みで依頼するのであれば、他人がとやかく言うべきものではありません。
なお、作業手順は違いますが、スチーム洗浄もクリーニング率は同じくらいです。この方式も見かけることは少なくなりました。

 

B:高圧洗浄式 レベル1

◆作業手順

分解はAと同様です。

洗剤を噴霧器などで塗布した後、アルミフィン、送風ファンに高圧水を噴射して洗い流します。洗剤の種類によっては洗剤の塗布から洗い流しまでを併せて高圧洗浄機で行う場合もあります。

【高圧洗浄機】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -高圧洗浄機

 

◆所見

Aとの違いは洗い流し方法にあります。

「何だ、それだけ?」と思わないでください。高圧水で洗い流すかどうか?でクリーニング率には雲泥の差が出ます。Aとの違いは誰の目にも(鼻にも)明らかとなります。

分解レベルはAと同じですが、高圧水を使うので養生もより慎重に行う必要があります。養生がしっかりできていないと、電装部に水が掛かって故障することがあるので知識が必要になってきます。

作業時間も増え、機材もそれなりに必要となるため、Aよりも料金が高めになります。

今現在、最もメジャーな方法がこれです。

ダスキンなどの大手フランチャイズ店から家電量販店などもこの方式。又、個人規模の業者にも最も多く採用されている方式です。

 

【少し横にそれますが・・・】

気になることをお話しておきたいと思います。

この方式はメジャーであるだけに業者(作業者)による作業レベル、料金設定の差が大きいと思います。作業レベル(=クリーニング率)の高・低と料金の高・安は総じて比例していると見て良いでしょう。

エアコンクリーニングは手間賃商売、サービス業です。(身近なところでは美容室が一番近いのでは?と思います)

それだけに安価に提供することは人件費の安い人材を使うことに直接結びつきます。(=技術力が低い=クリーニング率が下がる)

又は人件費を下げずに安価に提供するならば、同じ時間の中でたくさんの台数をこなすことになります(=クリーニング率をわざと下げる)

物品販売業とは違い、仕入原価がありません。販売価格の中身は殆どが人件費ですから、大量仕入れで原価を下げ、販売価格を下げるという手法がないのです。

もちろん、人件費以外の経費を節約することでも料金を下げることはできますが、それだけで何千円も変わるようなことにはなりません。ですが、実際に同じB方式の中での価格差を見ると5千円位あったりします。

この意味はもうお分かりですね。

方式は同じでも、洗い流しをどれくらいの水量を使って丁寧にやるか?(=作業時間)。エアコン内部の見えない部分の形状や水の流れ方を想像しながら高圧水を当てる方向や場所を考えることができるかどうか?(=技術力=人件費)でクリーニング率は変わります。極端なことを言えば、素人が適当にやっても真っ黒い水は出てきますが、それだけでは済まないのがエアコンクリーニングです。

さて、この項目に文字数を使いすぎているので次に進みたいのですがもう一点だけ。

エアコンクリーニングの料金設定の中身は単純だとご理解いただけたと思いますが、唯一複雑というか分かり難くしている点があります。

直請け施工、下請け施工が存在することです。(フランチャイズは直請けと下請けの中間的な存在です)

あなたが頼んだ業者はただの受付けのみで実作業は下請けに回していたとしたら、払った料金のうち、何%かは受付業者の手数料で、実作業には使われていないなんてことがあります。

大きな声では言えませんが、お客様が払う料金の半分は受付業者の取り分なんてことも!(これ実話です)

同じ1万円を払うのなら、その1万円全てが実作業に費やされていて欲しいですよね。

下請け作業がすべて悪いとは言いません。良い場合もあるかもしれません。例えば自分で細かく見ながら業者を探す時間が無い時などは「下請け展開だけども、とりあえずビッグネームに頼んでおこう」という考え方もあるでしょう。

でも、理想としては信頼できる直請け施工の業者を自分で見つけられたら一番良いですね。

最初にクリーニング率と料金は比例するとは言ったものの、あなたが払う料金が本質的なクリーニング料金なのか?、手数料をたっぷり含んだ見かけ上の料金なのか?見極めがだんだん難しくなってきています。

他の商売においても、需要が増えれば増えるほど、自分の手は使わずに手数料商売で儲けようとする人たちが出てくるのは世の常だと思います。

少々のつもりがだいぶ横にそれてしまいました。

それではC方式に進みます。

 

C:高圧洗浄式 レベル2

◆作業手順

A、Bと同じ分解をした後、更にドレンパンを外します。

【ドレンパンを外している途中】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -ドレンパン外し中

ドレンパンとはアルミフィンで結露した水を受けるお皿のことです。家に例えてアルミフィンが屋根、ドレンパンが雨どいとお考えください。

【完全に取り去ったところ】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -パン外した後

アルミフィンと送風ファンの洗浄についてはBと同様。外したドレンパンはブラシやスポンジを使って洗います。

 

◆所見

ドレンパンを外すメリットはドレンパン内部の汚れを直接見ながら洗えるようになることです

【外したドレンパン内部の汚れ】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -ドレンパン掃除前

 

ドレンパンの上にはアルミフィンがドカッと乗っているので、外さない限り内部は見えない構造になっています。

【外す前のドレンパン】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -外す前のドレンパン

指を引っ掛けて覗き込んでもアルミフィンに隠れていて手前側しか見えません。

【外したドレンパン】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -外したドレンパン

外す前の写真と同じアングルで写しました。隠れている部分が大きいことが分かります。
ドレンパンを外さない場合、高圧洗浄してもアルミフィンに遮られて水圧が落ちるので効果が下がります。B方式とC方式の差は大きいです。
作業にはより高い技術が必要となり、所要時間が長くなります。料金もB方式よりも高くなります。

この方式を採用しているのは小規模~個人規模の経験が豊富で“高い技術” と “こだわり”を持った業者に限られていると思います。

作業リスクも高くなり、作業後の動作保障責任もより重くなりますから、経験にバラツキのある従業員を複数雇って多売している量販形式の業者にはできない作業です。

簡単に言い換えますと、B方式までは量販店レベルでも行えるけど、C方式以降は専門店レベルにならないと無理、ということです。

 

D:高圧洗浄式 レベル3

◆作業手順

Cの分解(ドレンパンを外す)をした後、送風ファンも外します。
壁に残る部品はアルミフィンとキャビネット(箱)だけになります。

【C方式の分解をした状態】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -ファン外す前

【送風ファンも外したところ】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -ファン外した後

【外した送風ファン(黒い筒)とドレンパン(左側)】
blog_import_59e6b93eaec8b

アルミフィンは高圧洗浄。
ドレンパンの洗浄についてはCと同様。
送風ファンは高圧洗浄機で洗ったり、ブラシで洗ったり、汚れの状態と作業環境も加味しながら最もキレイになる方法で洗います。

 

◆所見

壁にエアコンを設置したまま洗う方法としては最高峰のものです。

分解も壁に設置した状態ではこれ以上は無理!というところまで行うので「完全分解クリーニング」などの言葉で呼ばれています。そのため、知識、経験ともにとても高い技術が必要になり、所要時間、料金とも更に増加します。この作業を行える業者はひじょうに限られ、全業者のうち数%くらいだと思います。
送風ファンまで外すメリットはC方式以上に深部まで目視確認で洗えるようになることです。

【ファンを外すと更に奥の汚れが見えます】
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -内部

ですが、残念ながらこの方式をもってしても目視で洗えない部位があります。それは裏側のドレンパン内部です。

エアコンを真横から見た断面図をご覧ください。

エアコン断面図

C方式以降はドレンパンを外すと書いてきましたが、それは表側のドレンパンです。

今時のエアコンは冷暖房効率を上げるためにアルミフィンが裏側にもあります。そちら側で結露した水を受けるためのドレンパンが裏側にもあり、計2つのドレンパンがあります。

残念ながら裏側のドレンパンは部品全体が収まっているキャビネットと一体になっているため、取り外すことができません。そして、そこにはやはりアルミフィンがドカッと乗っているので内部を見ながら洗うことが出来ないのです。

ちなみに、昔のエアコンはアルミフィンが表側にしかなかったのでドレンパンも手前側の一つだけでした。

この裏側のドレンパンの内部も目視で洗う方法が次のE方式になります。

 

E、壁から降ろす式

◆作業手順

エアコン内部に充填されている熱交換用のガスを回収します。(ポンプダウンと言う)

室内機と室外機を結ぶガス循環用のパイプの接続を外し、室内機を丸ごと壁から降ろします。

ドレンパン、送風ファン、そしてアルミフィンとキャビネットも、部品一点一点を全て分解して洗います。

 

◆所見

A~Dまでとは全く異なり、別世界の方式と言っても良いと思います。
クリーニングという言葉は相応しくなく、オーバーホール(分解整備、修理)と呼ぶべき作業となります。

全ての部品を切り離して制約を受けずに洗えるのでクリーニング率は相当高くなります。もちろん、前記Dで目視洗浄ができないとご説明した裏側のドレンパン内部も可能となります。

所要時間がA~Dとはかけ離れすます。基本的に壁から降ろす作業と、取り付ける作業は別々の日になるのが普通です。(時期にもよりますが1週間程度でしょうか?)降ろした室内機を社屋に持ち帰り、分解、洗浄、組み立て、点検を行い、後日取り付けに来ます。

一日で終わるように、全てをお客様宅で行おうとしても、バラバラに分解した室内機を洗える環境が無いケースもあります。

また、せっかくそこまでやるのならば、ついでに劣化した部品を交換してもらったほうがお客様としてもお得だと思います(もちろん部品代は別になりますが)。ですので、必要以上に作業を急がせないほうが良いと思います。

このような性質のものなので、依頼するのはエアコンのオフシーズに行うのが現実的です。猛暑期間に一週間もエアコン無しでは我慢できないですものね。

そして、料金もとても高額になります。購入価格がそれほど高くないグレード、パワーのエアコンならば、買い換えてしまったほうが良いケースも多いと思います。そこまでして費用と時間をかけて洗ったとしても、中古は中古なのでモーターやアルミフィンなどの基幹部品の寿命が確実に縮まっていること(減価償却分)を考えたらどちらが良いのか?という判断が必要になると思います。
もちろん室外機が先に寿命を迎えることもある訳ですから。

この作業はクリーニング業者というよりも、取り付け業者などに依頼することになると思います。なお、エアコン取り付け業者の全てがクリーニングを行っている訳ではないのでご注意下さい。

これで全てのクリーニング方式の説明が終わりました。

 

3⃣ワールドクリーナーは何をどう変えるのか?

ここからは先は当店の話になります。

今まで当店はB方式を基本としてきました。(自動お掃除機能付きエアコンは開始当初からC方式)

ここ一年ほどは試験的にC又はD方式を行い、ドレンパン内部の汚れ具合などを確認しながらデータを集めてきました。(料金は据え置きのままです)

その結果、お客様がクリーニングを依頼するタイミングというのは既にB方式では対応できないレベルまで汚れが進行していることが多く、一定のクリーニング率を確保するにはC方式がベストという結論に至りました。

ですので、今後はC方式を基本としてクリーニングを行っていきます。

DやEにはしないの?とのご質問については以下の通りお答えしておきます。

Dについては先の集めたデータや、期待できるクリーニング率、設定できる料金などの費用対効果から見て、この方式は基本というよりも特別メニューという扱いかな?と思います。

クリーニング率がCよりも高くなることは間違いありませんが、クリーニング率のアップ度合と料金のアップ率とのバランスがなぁ・・という思いがあります。ここまでやっても裏側ドレンパン内部が目視洗浄出来ないことがとても気になるのです。

また、この方式はエアコンの設置環境、作業環境によってクリーニングができない場面が多くなってきます。例を挙げると左右の壁が近い場所にエアコンが設置されていると送風ファンが外せなかったりします。作業スペースもエアコンに対していろいろな方向からアプローチする必要があるため、周辺に動かせない家具などがあると作業ができなくなってしまいます。

設置・作業環境についてはA→B→C→Dと行くに従って、よりフリーな環境が必要になってきます。D方式は壁に設置したまま、限界まで部品を外すので、E方式以上にエアコン下のスペースが必要かもしれません。(細かな分解は壁から降ろしてしまった方がよっぽどやり易い!)

ですので、この方式については「費用がアップしても良いから少しでもキレイにして欲しい!」というお客様向けにオプションとして今後、展開していく予定です。

展開方法や料金などが決まりましたら改めてご案内申し上げることにします。

Eについてはゴメンナサイ。当店では作業ができません。

正直に申し上げますが、現時点で当店にはそこまでのスキルも機材もありません。身に着けておきたいとは思いますが、仮に体制が整ったとしても、この方式を展開することは無いと思います。理由は先のE方式の解説の通りです。

やはり費用対効果、作業の安定性などから、基本として相応しいのはC方式と思います

C方式へのグレードアップに伴い、料金は以下の通り改定させていただきます。

◆ 旧 B方式 1台目10,800円、2台目以降8,700円

◆ 新 C方式 1台目12,900円、2台目以降10,800円

値上げ実施日は2012年6月1日からとなります。(注:当記事は2012年3月時点でご案内したものです)

また、B方式の時に一部の特殊機種については別途料金を頂戴しておりましたが、それらについては価格変更はせずに、方式のみCへグレードアップします。

詳しくは下表にてご確認ください。

【変更内容一覧】 変更点は赤字で表示
価格無題

 

ドレンパンの取り外しについて補足させていただきます。
裏側のドレンパンから表側のドレンパンまでが一体成型になっているメーカーがあります。それらについては残念ながら表側のドレンパンも構造的に外すことができません。そのような機種の場合はアルミフィンを持ち上げて、可能な限りドレンパン内部がキレイになるようにクリーニングを行います。

【アルミフィンの左側を持ち上げている図】
IMG_7100[1]

完全ではありませんが内部にアプローチ出来るようになります。全く見えないままで塞がっている状態と比べれば、水流れも良くなり、カビのかたまりも排出されやすくなります。
IMG_7102[1]

 

メーカー別の表側ドレンパンの取り外し可否については下表の通りです。

【ドレンパン取り外し可否】
無題

〇のメーカーでも例外的に外せない機種があるかもしれません。また、構造的な問題とは別に、経年劣化が激し場合などは外せないことがあります。

 

4⃣適切なタイミングでのご依頼をお願い致します

最後のまとめとして臭いがどこまで消えるか?という観点からクリーニング率のことをもう少しご説明しておきたいと思います。

A→Eの方向でクリーニング率がどんどん高くなることについては今までの通りです。そして臭いもその順で消える可能性が高くなりますが、D方式でクリーニングしても完全には消えない場合もあります。逆にBで十分に消える場合もあります。先に申し上げたとおり、クリーニング率はクリーニングする時点での汚れの進行度合いにも大きく影響を受けるからです。もしかしたらEでクリーニングしても完全には消えない場合もあるかもしれません!

エアコンには金属部品、プラスティック部品の他、スポンジや発砲スチロール、フェルトなども使われています。金属やプラスティックは適切にクリーニングをすれば、ほぼ臭いはしなくなりますが、それでも状態によっては完璧には消えないこともあります。更に、スポンジや発泡スチロールは汚れた状態が長く続けば臭いが深く染み込んでしまいます。

ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのワールドクリーナー -発砲スチロールドレンパン

特にいやらしいのはドレンパンです。冷房中のドレンパンの内部は雑菌やカビを含んだ結露水で常に濡れています。そのドレンパンの中にそれらの素材が使われているエアコンが多く、汚れが染み付きやすいのです。右の写真は3年使用のエアコンですが、ドレンパン内部の発泡スチロールがカビだらけになっています。

それだけに、ドレンパンを外して洗う意味が大きくなります。もちろん、ガッチリ臭いが染み込んでしまった発砲スチロールは何をしても完全に臭いが消えることはありません。例えば魚屋さんが何日も使っていた発砲スチロール容器が無臭になることは無いですよね。

ですので、クリーニングは汚れを溜め過ぎず、適切なタイミングでご依頼されることをお奨めします。臭いに敏感な人ほど早めのタイミングで!ということを付け加えておきます。

なお、クリーニングの適切なタイミングについてはこちらの記事をご覧ください 。

 

追記:臭いがする、しないについては、エアコンの使い方が原因の場合があります。

エアコンからの異臭を簡単に回避できる時①

エアコンからの異臭を簡単に回避できる時②

をご参考にして下さい。

エアコンについてもっと深く知ることができます。

 

・・・・・あとがき・・・・・

やっとここまできました。

現時点で思うことはほぼ書ききれたと思います。

こんなに長いの読んでくれる人がいるのだろうか?不安ですが、気分的にはスッキリしました。

もしも、これで値上げしてご注文が減ったとしても、ゼロになったとしても仕方なし!と思えるくらいスッキリです。

でも・・・ゼロはさすがにマズイですね。(^_^;)

そうならないことを祈りつつ、不安に駆られながら今回は終わりにします。

また、思うところができたら改訂版を出したいと思います。

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。


ご料金など、クリーニングご依頼への全体的な事柄は下記のページをご覧ください。

通常タイプのエアコン

フィルターの自動お掃除機能が付いているエアコン

 

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