エアコンは取り付けの際、天井との隙間が何cm以上、左右の壁から何cm以上、下側に何cm以上のスペースを確保して下さいとメーカーから指示があります。
で、こちらはパナソニックのお掃除機能付きエアコンの取り付け指示です。
これを見ると左右は50mm以上壁から離す、とあります。
で、こちらはクリーニングにお伺いしたパナソニックお掃除君。
右側の壁から5mmしか離れていません
ちなみに、メーカーは次の目的の為、設置スペースの指示を出しています。
①動作上の不具合がないようにする。
スイッチを入れるとパネルが動く機械。天井との隙間が狭いとぶつかったりします。
②修理やクリーニングの際に分解出来るようにするため。
こちらの画像は別のお住まいの同じエアコン。
カバーを外すと右側面はこんな感じです。
ご覧のように電気カプラーが20個くらい接続されています。
これらを外さないとお掃除メカもドレンパンも外せません。
この機種については左右に50mm以上、壁との隙間が無いとメンテナンスが出来ないのです。
結果、今回のお客様のエアコンはクリーニング不可です。
途中まで頑張りましたが、やっぱりどうにもなりません。
やられました(>_<)
ちなみに、この取り付け状況だと故障した時も修理が出来ません。
ところで、50mmはメーカーが決めた最低ライン。
更に言えば、50mmよりは100mm。
100mmよりは500mm。
500mmよりは1000mm空いていた方が作業はトントン拍子で進みます。
1000mm以上はもう違いは出ません(^-^)
以前も同じエアコンで天井との距離が近すぎてパネルを外すのに四苦八苦したことがあります。
日立のお掃除エアコンでも右の壁との隙間が狭く、スンゴイ苦労したことがあります。
今時はエアコンも複雑化して設置指示の条件も厳しくなっています。
家の方もガラスサッシの大型化など、創りが凝っていてエアコンを設置にするのに適した壁面スペースが無かったりします。
取り付け業者さんの苦労も理解できるのですが、設置指示は守って欲しいです。
設置指示を守って取り付けできる場所が無い場合は販売店に商品交換で対応してもらいましょうよ。
無理して取り付けても、最終的に困るのはユーザーですから。
そしてユーザーの皆様。
自動お掃除機能や空気清浄機能などが付いていないシンプルな機械のご購入をお薦めします。
その方が取り付けスペースの条件も緩くなる傾向があります。
理想的な場所にきちんと取り付けてもらえる可能性が高くなるんです。
パナソニックに限らず、どのメーカーでも同じことが言ることをお伝えして終わります。
当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。
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