皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
アパートの和室、分譲マンションの和室と、アク洗いの話題が続いてまいりました。
今回もアク洗いのお話しですが、今度はアパートとか、マンションとか、戸建て住宅とかは関係なく、天井板についてご説明させていただきたいと思います。
天井板は本物の木材の物、プリント化粧板の物、随分と昔から混在しております。
やはり建築コストとの兼ね合いでどちらかを選択しているのだと思います。
それでプリント化粧板につきましてはアク洗いの対象外となります。
見分け方は見た目で判断するしかないのですが、椅子や脚立に登って近づいてご覧になれば、本木か?プリントか?違いが分かると思います。
ただ、中には見ても違いが分からない、又は本木だと思っていたら実は違った、というお客様もいらっしゃいました。
う~ん、天井板を手で撫でてもらって、ホームセンターに行って本物の木を触っていただけたら判断できると思います。きっと。
それで、今回ご紹介させていただくお部屋はマンションの一室。築年数は恐らく30年以上、40年未満といったところでしょうか。
ご入居を決める段階から、こんな状態で天井の所々に汚れがあり、不動産屋さんからは「仕方が無いんです」と言われながらも、気になり続けて1年。何とかならないか?と諦めずに自力で探して当社に辿り着かれたとのこと。
これらの汚れは何なのか?というと、建築時についた職人さんの指の跡、はみ出したボンド等です。もちろん建築当時、ボンドも、指や手の跡も目立つ所は拭き取ってキレイになっていたはずです。
ところが、年数が経過するうちに微妙に残っていたボンドの成分や手の脂分などが化学変化を起こして変色し、この様に見えるようになってきてしまうのです。
それにしてもこのお部屋はベタベタとあちこちに・・・ここまでの状態は珍しいです。
知らない人が見たら「この部屋なんか出るの?」なんて思ってしまいそうです。
で、今回のご依頼は全体的な日焼けによる変色を元に戻すことではなく、これらの汚れを除去することでした。
一枚前の画像と同じ箇所です。キチンと落としました。
全景はこんな感じになりました。半濡れ状態で撮影したのでムラ感がありますが、乾けば大丈夫です。
お客様はとーってもキレイ好きなお方。どこを見ても隅々までお掃除が行き届ていらっしゃるお部屋の中で、唯一この天井が目の上のたん瘤だったのでしょう。
本当に気になっておられたご様子で、仕上がりに大変お喜びいただけました。
この度は、当社を見つけてくださり、そしてご用命いただき、誠にありがとうございました。
こんな感じでアク洗いは柱や鴨居だけでなく、天井板も可能です。本木であればですが。
気になっている方、いらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。
それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/