RAS-Z63D2 日立お掃除機能付きエアコンのクリーニングから見える業者の選び方

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

日毎涼しくなってまいりました。エアコンの冷房シーズンも、そろそろ終わりが見えてきましたね。

この季節、実は当社が最もお薦めするエアコンクリーニングのシーズンであります。

過去記事ですが、ご参照くださいませ。➡エアコンクリーニングは夏の終わりがお薦めです


さて、本日は日立のお掃除機能付きエアコン、RASーZ63D2のクリーニングでございます。

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アルファベット【D】は年度表示で2014年モデルとなります。

【Z】がシリーズ名。2014年モデルの最高級グレードとなります。

【63】はパワーランク。他にも沢山ありますが、どれでも機械の構造は同じなので、2014年のZシリーズであれば、クリーニングの様子も同様となります。

最後の【2】は200V仕様の意味で、これもクリーニングには影響しません。

それでは分解していきます。前パネルや化粧カバーを外すとこの状態になります。

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お掃除メカや、暮らしカメラがあっては何も出来ないので、外さねばなりません。

その為に、こういう所や、

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こういう所の配線を全て外して、分解を進めます。

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すると、この状態に。アルミフィン、汚れてますね。ホコリが貼り付き、カビも生えています。後ほど、アフター画像と色を比べてみてください。

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こちらはドレンパンの内部。敷き詰めてある発泡スチロールにカビが生えてます。

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ドレンパンと言うのは、吹き出し口と一体になっていて、アルミフィンで結露した水を受けるお皿のことです。ドレンパンの内部は外さないと洗うことは出来ません。こちら参考記事です➡ドレンパンを外して洗うのと、外さずに洗ったエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう

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送風ファンもカビだらけ。銀イオンファンもカビ生えます。生えずらいのであって、生えない訳ではないのですね。

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それで、今回、驚いたのがこちら。ファンモーターにこんなにカビが!。ちょっと珍しいです。

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伺えば、こちらのエアコン、とあるオークションで中古品を購入されたとのこと。外して、夏場の結露が残っている状態で毛布などで包んで長期保管してしまうと、こういうことも起こります。中古エアコン、どんな使われ方をしていたかも、どのように保管されていたかも分からないので、基本的にお薦めしません。年式が新しくても、です。


ここからはアフターです。

いや、もう全然違います。銀イオンファンの色になりました。

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アルミフィン。これも全違いですね。

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ドレンパンもこの通り。美しいです。

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こちらは高圧洗浄した排水です。一杯目。

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二杯目。

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三杯目。

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四杯目。今回は35リッターでフィニッシュです。当社では一定量で洗い流しを打ち切ることはせず、汚れ具合に応じて納得できるキレイさが得られるまで、徹底的に洗います。

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時には70リッター流すこともありますが、そこまで汚してしまう前にクリーニングをご依頼いただけますと、宜しいかと思います。汚れ過ぎたエアコンは機械が傷みます。もちろん、健康上もその方が良いですからね。

こちら参考記事です➡エアコンクリーニングのタイミングについて

さあ、後は組み立てて、動作確認すれば終了です。

クリーニング後は爽やかAir~ いつも、臭いの違いを画像ではお届け出来ないのが残念でなりません。

それでは、また、・・・

エアコンクリーニングの業者は星の数ほどありますが・・・

あ、そうです! 先日、同型エアコンの作業で、また別のお客様が、こんなことを仰ってくださりました。

作業中、ずうっと後ろのテーブルでテレワークされながら、私の仕事っぷりをご覧になられた後に・・・

「その作業で、その値段なら、むしろ安いくらいですよ!」

そのお客様、ゼネコンに勤務されているとのことで、建築のプロでおられました。

部署は勝手に名称を付けさせていただくとすれば、工事部といった所とお見受けしました。

設計の内容、工事の日程、見積もり金額等々、お電話の内容から、そうと分かります。

工事部といってもゼネコンですから、実際に工事をする訳では無く、進行管理役ですね。

それだけに、各職人が行う様々な工事の難易度、必要な材料、所要時間にも精通しておられ、それらに値する対価とはどれくらいなのか?という感覚が備わっていらっしゃる。

エアコンの工事に関することも相当お詳しい。(特に設置について、建物側に求められる事柄に関しては私よりも上。そりゃ、そうですよね(^^;))

そのような方から、そう仰っていただけるとは、何とも光栄なことであります。

また、自宅のエアコンクリーニングも初めてではなく、以前の業者さんと比較されてのご感想でもあったようです。

その時は、高圧洗浄も圧力が低く、遠慮がちな洗浄だったそうです。

「もっと勢い良く洗わないんですか?」と聞いたそうです。(高圧洗浄機ってどういうものか?良くご存知でいらっしゃる)

そうしたら「圧力上げると、ドレンパンから水が溢れて、下にある電気部品が濡れてしまうから・・・」とのことだったそうです。

下にある電気部品とは、風向き調整用のモーターのことですね。ドレンパンを外せばそんな心配も無く、最大圧力でブシューッと洗えます。

仮にドレンパン外しが出来なくとも、モーターだけでも外せば、洗い方もまた違うんですけどね。

でも、最近のエアコンはモーターが複雑に組み入れてあって、ドレンパンを外さない限り、モーターも外すことが出来ない機種が殆どです。

良く見かけます。ブシューッ!でなく、シャ~っとシャワーに毛が生えた程度の圧力で洗っていらっしゃる業者さん。

モーター周りに養生しているのですが、濡れたらマズイ、という不安が付きまとうので、やはり、しっかりと圧力を上げた洗浄は出来ないのです。

最近、業界でも話題になっている、YOUTUBEに登場している業者さんの作業でも見受けられます。

まあ、そちらの業者さんは高圧洗浄の圧力がどうこう言う以前の問題で、コンセントは抜かない、養生はしない、突っ込みどころ満載で、この業界では困ったちゃん扱いです。

私も、いくらなんでも、それはマズイだろうと思い、非難するのではなく、諭す様にコメントさせていただきましたが、分っているのか、いないのか?反応薄く、心配が頭から離れません。仕方なし・・・。

後は皆さまに、そういう業者さんを選ばないようにお知らせするしか術がありません。

固有名詞は出せませんが、高収入な方々が大勢住まわれている地域名の業者さんです。

申し訳ありません。大変脱線しました。元に戻します。

それで、当社のご料金は業界平均よりも、高めの設定になっておりますが、それは掛ける手間が違い、得られる結果が違うからです。

今年は更に別の方からも「その料金は安いくらいだと思いました」との評価をいただいております。(少し前に富士通ノクリアのカテゴリで紹介させていただきました➡ご利用後のメールが届きました

エアコンクリーニング、見かけ上の料金で高い、安いを判断することなく、本質的な料金の違いで、高・安をご判断いただけますと幸いです。

是非、それが伝わる内容のホームページを出している業者さんの中からお選びくださいませ。

それでは、また、よろしくお願い申し上げます。(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

プレミアムプラン背抜き完全分解クリーニング
ハイグレードプラン送風ファン分解クリーニング
スタンダードプランドレンパン分解 お掃除機能付き

 

 

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