皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
お日柄に恵まれた日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。
今週はまた台風が発生しましたね。週末あたり、要注意らしいです。警戒してまいりましょう。
昨年は台風の超当たり年でしたが、その時の窓ガラスの養生テープが未だに貼りっぱなしの建物を多く見かけます。
それ、もう普通には剥がれないです。溶剤等を大量に使い、時間も掛かり、大変な手間となります。
今年、もし貼ることがあっても、台風過ぎたら直ぐに剥してくださいね。
さて、本日は和室のアク洗いです。
6畳の和室で、タイトルの通り、賃貸物件の大家さんからのご依頼です。
空き室に、次の居住者を迎えるためのご準備ですね。
家具の無い、空き部屋状態の時はアク洗いにうってつけのタイミングです。
それでは早速、いってみましょう。
お部屋をぐるっと左周りで一週するように画像を並べております。お部屋の全景がイメージできましたら幸いです。
①リビングから和室への入り口です。引き戸で仕切りになっているところですね。
こうして画像を見ると、自分でもビックリします。実際に作業している本人は、だんだんと色が変化していくのを見ているので、実は現地ではそこまで驚かなかったりします(^^;)
②同じく入り口部分です。
色は白くなりましたが、赤い油性マジックは残りました。残念ではありますが、何でもかんでも、新品と同じ状態になる訳では無いことはご了承ください。
③お部屋に入って右側の押し入れです。
今回、天井板はプリント化粧板なので、作業対象外です。何も触っていないので、色の変化具合を対比させるのにちょうど良いと思います。
天井の廻縁から下側を作業しています。
④そのまま左に目線を移動します。
長押部分に液垂れしたような白い筋が数本見えますが、これはアク洗いで発生したものではありません。過去に何かしら付着して変色したものが、アク洗いでキレイになったことによって目立っているためです。ビフォー画像でも、よく見れば、筋が見えます。
⑤また、ずうっと左に視線をずらして、南面の角まで来ました。
天井板の他、コンセントとエアコンの配管穴が丁度良い比較対象になっています。
⑥窓枠です。角部分の変色に注目してください。
右角はほぼ解消できましたが・・・
左角はもっと状態が悪く・・・
完ぺきには改善できませんでした。結露や雨濡れによってカビが発生し、木材自体の腐食が始まっている所は、このように色目の違いとして残ることがあります。
先ほどのマジックの所でも申し上げましたが、新品と同じようにはならない劣化部分等は必ずあります。
ですので、アク洗いは、現状からキレイに回復出来たその度合いよりも、新品と比べたら劣っている部分ばかり気になってしまう方にはお勧めできないメニューです。
まあ、これはアク洗いに限らず、どのメニューでも同じことです。
そういう感覚の方々は何の設備でも、最初から新品への交換をご検討下さいませ。
私はマイナス要素を説明せずに、ホイホイ調子の良いことだけを言って、ご注文を頂戴するやり方が好きではありません。
全てご説明させていただいた上で、ご納得いただき、ご依頼賜りたいと考えています。
すみません。少々口幅ったい話をしてしまいました。次へ進みます。
⑦そのまま上に目線を移動します。
イイですね。我ながらとってもキレイになっています。
これで、お部屋をぐるっと一週した感じが伝わりましたでしょうか?
え!良く分からない?(^^;)
そうですねぇ、次の時は動画撮れたら良いかもしれませんね。
機会がございましたら、そういたします!。
あ!そうです、そうです。今回はアク洗いの後のワックスがけもご依頼いただきました。
しかし、ワックスのビフォー・アフターの違いは残念ながらカメラでは分かりません。
肉眼で見ても、これまた、微妙な変化です。でも、触るとスベスベになったのが良く分かります。
つまり、白木のワックスは掛けた直後の見た目を良くする効果を期待するものではなく、これから先の防汚効果の為に施すものなんですね。
日焼けによる経年変化は美しい飴色に変化して行き、手で良く触る場所などは汚れ難くなります。ちょっと手垢が付いたくらいならば、固絞りの雑巾で拭いていただければ楽に落ちます。
ということで、今回のお部屋も、これから同じ年数が経過した時、今回のビフォーとは随分違う状態になっているはずです。
それはまた、10年以上先の話でありますが。
それでは、また、よろしくお願い申し上げます。(^_^)/