2年前に他業者さんがクリーニングしたエアコンを分解してみました

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

いやぁ、寒い一日となっております。本日は山沿いは雪予報、当社は平野部ですが…あれ?なんか霙っぽいような。。。

ところで、エアコン暖房使用中に、設定温度まで室温が上がった訳でもないのに止まってしまい、室外機がブウーんと唸りを上げたり、ブシュウとかシュゴ―とか言う時は霜取り運転をしています。

寒すぎると起こる動作で、壊れている訳ではありませんので、知っておいていただけると宜しいかと思います。


 

さて、本日はシャープのお掃除機能付きエアコンのクリーニングですが、カテゴリをシャープでは無く、エアコンクリーニング全般としております。

何故なら、シャープに限ったお話しでは無く、全メーカー全機種に共通することをご紹介させていただこうと考えているからです。

新品から7年経過した時点で一度クリーニング。そこからまた2年経過し、今度は当社へのご依頼となったエアコンです。

今回のご依頼の理由は夏場に水漏れが発生してしまったから。

前回は目立つ所で大手流通イ〇ンさんの広告を見てご依頼されたそうですが、今回はエアコンクリーニングについて良くお調べになり、当社へご連絡をいただきました。

それでは前段はそれくらいにして、分解していきましょう。

アルミフィン。ホコリが付着してカビが生えています。

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送風ファンもこの通り、全てホコリとカビです。2年分の汚れとしてはかなり多い印象ですが、使用環境によっては起こり得ることで、けして特別に異常ということはありません。

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ですが、こちらは明らかに異常です。自動お掃除機能が掻き取った埃を屋外に排出する為のファンの中がホコリで完全に詰まっています。

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分解してみると、中はこんな状態です。全く掃除機掛けをしていないお部屋でなければ、2年間でここまで詰まることはあり得ません。

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つまり、前回のクリーニングではノータッチだったことを物語っています。

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それから、前回はドレンパンも外していないことは明らかです。そんなこと、見ても無いのに分かるのか?と問われれば、各ご家庭のエアコン、毎回、毎回外して中の状態を見ていれば分かる様になります。今まで何千台も続けてきたことですから。

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結果的に今回の水漏れの直接の原因はドレンパンからドレンホースへの繋口にカナブンが詰まって死んでいたことでした。

前回のクリーニング時はまだ水漏れはしていなかったそうなので、そのカナブンはそれ以降に詰まったのだと思われます。

死骸を除去して、ドレンパンの内部もしっかりキレイにして、排水も確保できました。

ペットボトルで水をドボドボ注いでも、ポコポコと軽快な音を立てて流れていきます。

ちなみに、今回のそのカナブン、ドレンパンを外さなければ除去できなかったことを付け加えておきます。

何故ならば、室内側からドレンホースへの注ぎ口に頭を突っ込んで死んでいる状態だったからです。

カナブンの方が大きくてホースの中は通らないのです。

なので、ドレンホースの出口側から吸引機で吸っても抜けません。ドレンパンを外さない業者さんでは改善できなかった状態であることを付け加えておきます。

まあ、カナブンのことは別にしても、先のドレンパン内部の汚れを見れば、外して洗浄することの大切さがお分かりいただけると思います。

こちら参考記事です。➡ドレンパンを外して洗うのと、外さずに洗うのではどれくらい違うのか?見てみましょう

なお、エアコンからの水漏れ、水垂れはドレンホースの詰まり以外、つまり機械的な不具合でも起こり得ます。

要因を一つづつ潰していく作業にはなるのですが、その殆どは汚れが原因であることが多く、最初のアクションとして、先ずはクリーニングをしてみる、と言うのは正しいことが多いです。

いずれにしましても、クリーニングをご依頼されるとき、業者選びは慎重になさってください。

下手をすると、クリーニングしたら、落とした汚れが逆に詰まりを生じさせて水漏れが発生、なんてこともあるのですから。

それでは、また、よろしくお願い致します(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

プレミアムプラン背抜き完全分解クリーニング
ハイグレードプラン送風ファン分解クリーニング
スタンダードプランドレンパン分解クリーニング

 

 

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