皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
本日は富士通ノクリア AS-S28B をガッポリ外してクリーニングです。
最後のアルファベット【B】は2012年モデルの略号です。
ここが【C】ならば2013年、【D】ならば2014年といった具合になっています。
ノクリアの場合、年代が違っても、サイドファンが付いているXシリーズ以外は同じ工程の作業となります。
さて、それでは作業の様子へ。
まずはお掃除メカと電装基盤を外します。
そうすると本体側はこの状態になります。まだドレンパンと送風ファンが残っています。一般的にはこの状態で養生をして洗浄されている業者さんが殆どなのですが、当社の場合はここからドレンパン、送風ファンをガッポリ取り外します。ノクリアはドレンパン単体では外れない構造になっているためです。
壁に残るのはアルミフィンだけになります。
下からの眺めは壮観です。邪魔な部品が無くなり、表側から、内側から高圧洗浄できるようになります。電装部品も全て外しているので、水没故障を気にすることなく、思いっきり洗えます。
こちらはガッポリ外した方。送風ファンのカビがすごいです。
ドレンパンの中にはヘドロが溜まっています。
更にファンを外してみると送風路の奥の方までカビが続いています。
ご自分で何とかしようと送風口から棒を突っ込んで頑張ってみても、その結果は虚しいものとなります。こちらの記事をご参照ください。
↓ ↓ ↓
エアコンは見える所のカビだけ拭いてもダメなんです
ここからは洗浄後です。送風口から頑張った状態とは全く違いますね。
送風ファンもこの通りです。
こちらはアルミフィンと送風ファンを高圧洗浄した汚水です。上:一杯目。下:三杯目。今回は30リッターの洗い流しが必用でした。
ところで、組み立ての時、せっかくここまで分解しているのだから、ついでに送風ファンを支えているベアリングにグリスアップしておきます。
このチビっこい部品が、ここにはまっていて・・・
その穴に送風ファンのシャフト軸が・・・
このように納まっています。
長年の使用でここのグリスが乾いたり、流れ落ちてしまったりすると、キュルキュルと音が出るようになってしまいます。
今現在、音が出ていなくても、こうしてグリスアップしておけば今後も安心ですからね。それほど多く発生する症状ではありませんが、一石二鳥なのであります。
作業的にはここまでくると、クリーニングの枠を超えて、オーバーホールの領域です。
もしも、ここのグリス切れが原因でキュルキュル音が出たとき、それを修理するだけで15,000円程度は掛かってしまいますが、当社ではクリーニングの料金にグリスアップの分も含めて行います。
当社の料金設定、我ながら恐縮ではございますが、ガッポリ外しのことだけ考えてもお得・・・、そこに更にお得感が上乗せされています。
もちろん、何をお得と感じるかは人それぞれですが、見かけ上の料金で高い・安いというご判断にはちょっと待って!と言わせていただきたいと思います。
エアコンクリーニングも中身が大切です。
皆さまのお住まいにも、コストパフォーマンス抜群のクリーニングをお届け致します。
それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/
当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など、ご依頼への全体的な事柄は下記のページをご覧ください。
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