皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
下がっては、上がって・・・
上がっては、下がって・・・
あ!気温の話です(^-^;
今年は8月からグッと涼しくなって、もう秋?なんて感じでしたが、やっぱりまた暑くなりましたね。
結局、なんだかんだで、10月までは冷房使うのが毎年の恒例です。
10月中旬以降になると、本格的にオフシーズンかなぁって思います。
それで、冷房の使用が終わった時がエアコンクリーニングのお薦めタイミングであります。
当社をご利用いただいたお客様には、そんなお話をさせていただいております。
お薦めの理由についてはこちらをご参考に。➡エアコンクリーニングのベストシーズンは?
昨日も、今年ご利用いただいたお客様から、もう一台のご予約を頂きました。謝
さて、本日は久しぶりにシャープのお掃除機能付きエアコンです。
初めて出会う機種なので、記事にすることといたしました。
型式はAY-F56X2
アルファベットFは2016年モデルの略号です。
で、Xは最上級シリーズとなります。
数字はパワーランク。毎度のお知らせですが、これは他の数字でも構造は同じなので、クリーニングの様子も同様となります。
因みに最後の2は200V仕様の意味です。この数字が無ければ100V。これも、どちらでも作業は同じとなります。
それでは、分解して見て行きましょう。
と、その前に動作確認です。ルーバー(上下フラップ)が歪んでます。そういう個体もありますね。動作確認は、冷え具合はもちろんのこと、形状、動き、音など、かなり細かく見ていきます。おかしな所があれば、事前にお伝えするようにしておりますが、中には汚れで埋もれていて、洗うまで見えない部品のヒビ割れ等もございますので、その辺りは信用取引の範疇と言うことでお願い申し上げます。m(__)m。
メンテナンス履歴は無くても、工場組み立て段階で無理矢理部品を押し込んだ様な割れが有ることもございます。そういうのは、分解中になんの力を加えたわけでも無いのにポロッと落ちたり・・・ホントですよ!(影響が大きすぎるので、ここには書けませんが、事例の多いメーカーもあります。)
または、経年劣化でプラスティックがポロポロになっている時もございます。コレもホントですよ!!(かつて、あるメーカーのルーバーは、割れていない個体のほうが少ないくらいでした)
ですので、そういうのは信用できない、あなたが最後に触ったんだから、補償して!というお考えの方は当社では承ることはできませんので、予めご了承を。(それでも、可能なものは応急処置をしたりしております)
もちろん、当方の不手際で不具合が発生した場合につきましては、正直に申告して、補償対応させていただきます。
脱線しました。
外装カバーはヘンな所に爪が有って、外すのにちょっとしたコツが要ります。
シャープファンの皆様、ヘンとか言っちゃってゴメンナサイ。でも、シャープの外装カバーがヘンなのは、業界でも有名な話しで、もはや伝統とも言える外しずらさがありますw
その外装カバーの上にはホコリが沢山積ってます。見た感じで何となく油っぽい質感が伝わりますかね。毛ホコリなのにフワフワ感があまり無いです。リビングのエアコンは料理中の油煙を吸い込んでいるからです。
こちらはフィルターの自動お掃除機構です。ホコリと、カビも一部見えますね。
こちらは本体側。アルミフィン(熱交換器)にもホコリ。自動お掃除機能の能力は100%ではありませんので、やはり定期的なクリーニングが必用です。
ドレンパンの中。油煙、料理臭を取り込む環境下のエアコンは、大体こういうブヨブヨが発生します。シンクの排水溝がブヨブヨするのと同じ理屈です。栄養(有機物)があって、水がある。エアコンは結露しますので、栄養になる有機物があれば、このように雑菌が育ちます。やがてそれがカビの栄養に。
送風ファンはもちろん(?)カビだらけです。これは黒い部品なので目立ちずらいのですが、もしも白い樹脂で作ったら大変なことに。一年でもΣ(゚∀゚ノ)ノキャーな状態になっているのが分るはずです。
送風路。まあ、そうですよねって感じのカビ具合。さっきの送風ファンも白で作れば、こういう風に見えると言うことです。
高圧洗浄しました。1杯目は送風ファンの汚れ。その後の3杯はアルミフィン、送風路の汚れです。
アルミフィンってあまり汚れないんですね、と思うなかれです。クリーニングした後、次に汚れるまでの期間をどれ位長く引き伸ばせるかは、アルミフィン次第だったりします。
エアコンクリーニングの中で洗浄技術が一番問われるのはアルミフィンです。これだけは間違いありません。熟練者と、そうでない場合は明らかな違いが出ます。そして、臭いでの悩みは殆どがアルミフィンの汚れに由来します。
参考記事です➡アルミフィンの洗い方で一番大切なこと
それで、そのアルミフィンの洗浄後です。表面的には誰が洗っても同じようにキレイに見えるものですが、内部には違いが出ます。そこは洗浄後の一発目の臭いに現れることが多いです。
ドレンパンは手洗いです。ピカピカ。シャープも後年、発泡スチロールを止める方向に。良いと思います♪
送風ファン。真っ黒です。これはキレイであればあるほど真っ黒に見えます。澱みの無い黒と言ったら良いでしょうか。何といっても黒いので、汚れがキチンと落ちているかどうか、判別しずらいのですが、ポイントは羽の内側です。洗った後、更に塩素を掛けると、塩素と有機物が反応する時の独特の臭いがする時があります。その臭いがする時は落ち切っていない証拠です。
お風呂掃除でカビキラー使うと、塩素だけの臭いでは無い、変な臭いがする時がありますね。あれと同じです。当社では送風ファン分解クリーニングをご依頼いただいた際は、洗浄後の塩素消毒まで行っております。エアコンの汚れ方も様々です。いつも同じやり方で大丈夫、という訳にも行かない現実があります。特にリビングのエアコンは送風ファン分解クリーニングがお薦めです。
こちらは送風路・・・。あ~、またやってしまいました。アフターを撮る前にファンをはめてしまう。良くやらかします(>_<)。ご容赦を。ちゃんとキレイになっておりますので
後は組み立てて動作確認すれば終了です。
きっちりと、爽やかAirです♫。
ご利用ありがとうございました。
それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/
シャープお掃除機能付きエアコンのクリーニングのご料金は、
①標準作業はドレンパン分解クリーニングで、税込み22,000円。
②送風ファン分解クリーニングは、25,300円 になります。
③背抜き完全分解クリーニングは、33,000円 になります。
当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご依頼への全体的な事柄は、各々のページをご覧くださいませ。
プレミアムプラン | ▶背抜き完全分解クリーニング |
ハイグレードプラン | ▶送風ファン分解クリーニング |
スタンダードプラン | ▶ドレンパン分解クリーニング |
エアコンクリーニングを頼む時に読んで欲しい記事7選
1.エアコンクリーニング業者の選び方
2.ドレンパンを外して洗ったエアコンと、外さずに洗ったエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう
3.アルミフィン(熱交換器)の洗い方で大切なこと。臭いが消えるかどうかはアルミフィン次第です
4.送風ファンの洗い方で一番大切なことって何?
5.DIYでクリーニングしたエアコン、キレイになっているのか?分解してみました
6.エアコンの防カビコーティングって意味あるの?
7.エアコンの室外機のクリーニングって必要なの?