皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
先日のアルミフィン(熱交換器)の洗い方のお話しはご覧いただけましたでしょうか?
かなーり濃い内容になっております。少しでも品質の良いエアコンクリーニングをお求めになりたい方は是非ご覧くださいませ。
全ての業者が私と同じような考え方で、この仕事に従事している訳ではありません。
それこそ、激安でキレイになってなくても、それを頼むユーザーがいるのなら、それでいいんじゃないの?と平然と言ってのける業者もいます。
皆様はどういう考え方の業者に頼みたいですか?
私は、そういう業者に頼んでしまった方、頼んでしまいそうな方がいるのなら、違いがお判りいただけるようになるまで、とことんご説明し、お金をドブに捨てるようなことはなさらぬよう、お引き留めしたいと考えている業者です。
さて、その話はこれくらいにして、今日はその続きと申しますか、補足的なお話しでございます。
お使いのエアコンの送風ファンがモッコモコに汚れているのを見て、吹き出し口から歯ブラシ等を挿し込んでキレイにしようとする方は大勢いらっしゃいます。
その時、アルミフィンはどうなっているでしょうか?
ケースバイケースではありますが、モコモコの送風ファンに比べれば、アルミフィンは、まだマシに見える方が多いようです。なので、送風ファンだけ何とか自分でキレイに出来れば!とお考えになるのだと思います。
でも、私達プロから見れば、上の画像もじゅうぶん汚れていることは分かっています。
分解して内側を見てみれば下の様な状態。
キノコが生えそうな勢いです。
エアコンの中の送風ファンだけ汚れるなんてことは、絶対にありえないので、送風ファンだけでなく、各部を満遍なく、丸ごとクリーニングする必用があります。
そして、こんなに汚れてしまうアルミフィンだからこそ、前回ご説明いたしました洗い方が必用になるのですね。
昨年、アルミフィンは良いから、送風ファンだけ洗って欲しいというお問い合せがありました。
そのご要望はお断りしました。理由は、前述の通りだからです。
長年この仕事をしておりますが、送風ファンだけ洗って欲しいというお問い合せは初めていただきました。
レアなことでしたが、1名いらっしゃれば、他にも同じことをお考えになる方がいらっしゃるのかな?と思い、今回の記事を思いついた次第です。
エアコンはお部屋の空気の汚れを濾しとっていく機械。
フィルター→アルミフィン→送風ファン→吹き出し口、と順番に汚れて行きます。
吹き出し口や、送風ファンだけキレイにしようとする行為を他のことに置き換えて申し上げれば・・・、
▶台風が来て、山の頂上から泥水がドバドバ流れてくるのを(アルミフィンから汚い空気がドンドン流れてくるのを)・・・、
▶川の河口で泥水を汲み上げて(送風ファンをキレイにしようとして)・・・、
▶海が汚れない様にしようとしている(お部屋に汚い空気を出さない様にしている)
のと同じです。
エアコンも上流の汚れから考えて行かないと改善はできないのですね。
それでは、また、よろしくお願い致します(^_^)/
当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など、ご依頼への全体的な事柄は下記のページをご覧ください。
エアコンクリーニングを頼む時に読んで欲しい記事6選
1.エアコンクリーニング業者の選び方
2.ドレンパンを外して洗ったエアコンと、外さずに洗ったエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう
3.アルミフィン(熱交換器)の洗い方で大切なこと。臭いが消えるかどうかはアルミフィン次第です
4.DIYでクリーニングしたエアコン、キレイになっているのか?分解してみました
5.エアコンの防カビコーティングって意味あるの?
6.エアコンの室外機のクリーニングって必要なの?