パナソニックお掃除機能付きエアコン CS-EX362C の水漏れ

 

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

本日はパナソニックのお掃除機能付きエアコン CS-EX362C のクリーニングです。

数字の最後【2】は2012年モデルの意。【EX】はシリーズ名、【36】はパワーランクで、他にも28や40など、沢山ございますが、どれも機械の構造は同じでクリーニングの様子も同様となります。

それで、この機種のクリーニングをしてきたのはその通りなのですが、ご依頼のきっかけは水漏れ発生のヘルプです。

ちょうど良い機会ですので、毎年数件のお問い合わせがあります水漏れについて、今回のエアコンを例に触れてみたいと思います。

パナソニックだけでなく、他メーカーのエアコンにも共通する現象なので、掲載カテゴリを「パナソニック」と「エアコンクリーニング全般」にしております。

 

水漏れ(垂れ)の原因は?

お客様は汚れによるドレンホースの詰まりを疑ってご連絡くださりました。原因として真っ先に思い浮かぶところですが、それ以外のことで水漏れが発生する場合もあります。

で、拝見の結果、今回はホースの詰まりというよりも、エアコンの設置自体に難ありです。

ドレンホースがとても長く、水平部分もあり、場所によっては下がって、また上っています。水抜けが遅い状態です。

伺えば、水漏れが起こったのは昨年からで、最初の数年間は大丈夫だったそうです。

設置の問題であれば、最初の年から水漏れしてもよさそうなものですが、そうならなかったのは何故か?

昨年の夏の暑さはここ数年間でも特に際立っていたことが関係していると思われます。すごく暑い時と、普通に暑い時では結露水の発生量が違います。

微妙に水抜けが悪い設置状態のエアコンでは、すごく暑くて結露水の発生量が多い時だけ水漏れするケースがあります。貯まる速さが抜けていく速さを上回ってしまうのですね。

昨年の夏はそんな状態に陥っていたはずです。

もちろん、ホースの取り廻しだけでなく、汚れでホースの内径が細くなり、水抜けがさらに悪化していた影響もあると思います。

ですが、ドレンホースに薬剤を流し込み、高圧洗浄機でブシューっと洗い流した後でも若干良くなった程度で、依然として水抜けの悪さは否めませんでした。

ここで経緯を正確に申し上げると、実は一度、設置後すぐに水漏れが起こり、取り付けた業者さんに対処してもらった後の数年間は大丈夫だったというのが事の真相。対処したと言っても、そもそもが水漏れが起きないギリギリのバランスだったのでしょう。

なお、その業者さんの名誉のために、家の設計が今時のエアコンには全く適しておらず、起こるべくして起こったトラブルであることを付け加えさせていただきます。

 

ベストなドレンホースの取り廻し方は?

ドレンホースの取り廻し方はとても大切です。一番理想的なのは室内機の真裏から屋外へホースを抜いて、そのまま真下に垂らしてあげるのが良いです。

住宅の構造的な都合もございますので、理想通りには出来ないケースもありますが、水平、又はそれに近い部分を極力減らし、なるべく垂直に近い取り廻しをすることがポイントです。

水平部分は排水の流速が落ちますし、汚物も留まりやすくなるからです。

仕方なく水平に近い部分が発生する場合でも、取り付け業者さんは1度でも多く勾配が取れるように設置位置を調整しています。

また、理想的な取り廻しが出来る家なのに、わざわざ条件を悪くしているパターンがあります。

①バルコニーが汚れるのが嫌で排水溝までホースを延長して地面を這わせ、水平部分が長くなっている。

②ドレンホースから虫が入って来ることを懸念し、ストッキングや網戸の切れ端をホースの先端に被せている。➡汚物が抜けずに詰まります。

種々ご意見あるかと思いますが、水抜け具合、汚れによる詰まり易さという観点から申し上げれば両方ともマイナスです。
(②につきましては、虫のことをご心配されている方が大勢いらっしゃるので、本当のところはどうなのか?別の機会に取り上げます。)

いずれにしましても、理想から離れれば離れるほど、水抜け効率が低下し、汚れが貯まりやすくなります。水漏れ発生の可能性が高くなることは間違いありません。

 

心配し過ぎずは不要です。でも、無関心なのは良くありません

ところで、このようなトラブル関連のことを取り上げた時、お読みくださった方々の受け取り方の深刻度の違いで戸惑うことがあります。

心配性の方は「我が家のエアコンは大丈夫なのだろうか?」と重く受け止め過ぎてしまい、その逆の方には全く響かない、なんてことがあります。

ですので、最後にそれぞれの方々へ別々にメッセージを出させていただきます。

先ずは心配性の方々へ。この件はあまりに無理な設置をしたり、汚れ過ぎたエアコンをそのまま使い続けた場合に起こることであります。日頃からエアコンの汚れ具合を気にされている方ならば、そうそう起こることではありません。どうぞ心配し過ぎないでください。

次に逆の方々へ。たまにはエアコンの汚れを気に掛けてあげてください。完全にドレンホースが詰まるとポタ、ポタではなく、一気にジャーと汚水が溢れ出ます。表面張力で盛り上がったバケツの水が溢れ出る様子と同じことがエアコン内で起こります。くれぐれもご留意ください。

あ!ちなみに今回のエアコンはこんな汚れ具合であったことをご報告させていただきます。

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一般的に申し上げても、ドレンホースの取り廻しが宜しくない場合を除けば、これくらいの汚れでホースが詰まることは先ずないと思います。

それよりも、詰まる、詰まらないは別問題として、クリーニングが必用な汚れ具合であることは一目瞭然ですね。

いずれにしても一度汚れをリセットしたいので依頼したいです、とのお客様のご意向でした。

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/

当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など、ご依頼への全体的な事柄は下記のページをご覧ください。

フィルターの自動お掃除機能が付いているエアコン

通常タイプのエアコン

 

【追記】参考までに水漏れ(垂れ)の起こり得る他の原因を挙げておきます。

①冷媒配管の断熱不足、又は不良。

②アルミフィンの汚れ過ぎ、又は劣化によって、結露水がドレンパンへ導かれなくなる。

③吹き出し口付近の空気が冷やされてルーバーなどが結露し、滴が落ちてくる、又は飛んで来る。