パナソニックお掃除機能付きエアコン CS-286CXR のクリーニング ドレンパン外します

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

本日はパナソニックお掃除機能付きエアコン CS-286CXR のクリーニングでございます。

先ずはいつものように型式の確認から。

数字の三文字目【6】は2016年度モデルの意。【CXR】はシリーズ名。

【28】はパワーランクで大体10畳用くらい。40や56、63など、他のパワーランクでも機械の構造自体は同じで、クリーニングの様子も同様となります。

それでは分解していきます。フロントカバーをパカッと外すとこんな状態に。2012年モデル以来、CXRシリーズで継続中の前面基盤です。
DSCN1570

 

蓋を開けると配線がテンコ盛りです。この基盤から・・・DSCN1574

 

左側の部品へ続く配線と・・・、DSCN1573

 

右側へ延びる配線があります。DSCN1569

 

で、それらの配線を基盤から抜いて・・・、DSCN1577

 

基盤を外します。
DSCN1579

 

ところで、右側の配線の取り廻しが2012年モデル当初と比べると良くなりました。組み立て時、ここをこういう風に配線を通せばいいんだな?ということが直観的にイメージできるようになりました。5年が経過し、設計が成熟してきた感があります。
DSCN1575

 

さて、基盤を外したら次はお掃除メカを外します。画像はフィルターだけ外した状態。以前にこの状態で洗浄を済ましてしまう、いただけない業者さんの例を紹介したことがあります。そういう目に合わないように業者選びは慎重に行ってくださいね。DSCN1584

 

お掃除メカの端っこにはホコリを排出する為の排気ファンがあります。これも一緒に外してしまいます。
DSCN1604

 

これはナノイー発生装置。以前のモデルではお掃除メカに付いていましたが、このモデルでは別場所に独立して固定してあります。水濡れ厳禁なので、これも外しておきます。DSCN1600

 

次にドレンパンと送風口も洗浄の邪魔になるので外します。DSCN1583

 

これで良く見え、良く洗えるようになりました。送風ファンにはカビが沢山。送風路は奥の方だけ不自然にカビが生えています。手前側はお客様が拭き掃除をし、奥は手が(棒が)届かずそのまま、という訳です。ちなみにご依頼のきっかけはお子様が喘息咳になってしまったから。やはり、全体をキレイにしないと症状は改善されないのですね。
DSCN1591

 

こちらはドレンパンの内部。カビはまだほんの少しで汚物もそれほど見られません。リビングで4年目の機械としてはとてもキレイな状態がキープできています。一般的にはもっと汚れていることが多いです。こちら関連記事です➡ドレンパンを外して洗浄したエアコンと、外さずに洗浄したエアコンはどれくらい違うのか?見て見ましょう
DSCN1602

 

さて、ここまで分解すると本体はこの状態に。アルミフィンは画像では汚れは目立ちませんが、実際はそんなことは無く、しっかり汚れています。これは後で洗浄後の画像と見比べてみてください。
DSCN1589

 

次にアルミフィンを固定しているネジを外して・・・、DSCN1587

 

ヨッコイショと持ち上げておきます。DSCN1595

 

アルミフィンが傾いているのがわかりますでしょうか?。DSCN1598

 

これを行うのは裏側のドレンパンとアルミフィンの間に隙間を作り、洗い流しの際に裏側に汚れが残らないようにするためです。横から見た断面図をご覧いただくと分かり易いと思います。
エアコン断面図

 

ここまで分解できたら養生して高圧洗浄していきます。こちらは洗浄後の送風ファン。送風路ともどもピカピカです。DSCN1615

 

アルミフィンも先ほどのビフォーと比べると色合いが明るくなっていますね。本来のアルミ色に戻りました。
DSCN1613

 

ドレンパンは外して見ながら洗うことで、内部の発泡スチロールも塩素消毒して真っ白に戻すことが出来ます。
DSCN1605

 

こちらは送風ファンとアルミフィンを洗い流した汚水です。まだ4年目のエアコンですが一杯目は真っ黒です。
DSCN1624

 

二杯目でこんな感じです。今回はこの後にもう一杯流して当社基準のキレイさが得られました。合計30リッターの洗い流しです。
DSCN1612

 

5年、6年と経過した機械ではこれが50リッター、60リッターとなっていくので、このタイミングを通り越さずに良かったと思います。

汚れた状態が長ければ長いほど、機械の劣化が早く進み、寿命に影響してきますので、適正タイミングを外さないようにクリーニングしていくことが大切です。

さて、後は元通りに組み立てて動作確認すれば終了です。
DSCN1620

 

これでエアコンが原因で咳が出る症状は無くなるでしょう。同じケースでのご依頼は過去にも沢山ございましたが、クリーニングするとピタッ!と治まるようです。

エアコンのカビ、やはり危険なんですね。

皆さまも送風口の中、覗いてみてください。黒い点々があったらそれはカビです。

アレルギー反応が出る前のクリーニングがおススメです。

それではまた、よろしくお願いいたします。(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

プレミアムプラン背抜き完全分解クリーニング
ハイグレードプラン送風ファン分解クリーニング
スタンダードプランドレンパン分解 お掃除機能付き

 

 

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