シャープお掃除機能付きエアコンクリーニング AY-A40SX

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

梅雨戻りの雨が続くここ数日、いかがお過ごしでしょうか?

梅雨明けって、その時に宣言が出ても、最終的にはその後の天候を全て見て確定するらしく、後々訂正されたりしますね。

今年も訂正されるかもしれませんね。やっぱり梅雨明けは7月に入ってからでした!なんて。

いずれにしましても、ちょっと気温が下がってホッするここ数日間ではあります。

でも、九州、四国方面の方々、十分ご注意下さいませ。大事にならないよう願っております。既に被害にあってしまった方々にはなんと申し上げればよいやら、ありきたりの言葉しか思い浮かびませんが、お見舞い申し上げます。

さて、本日は前回の記事の中でお知らせしていた通り、シャープ二台のうちのお掃除機能付きのお話しです。

なお、今回はいつもと逆に各画像の下にコメントを入れていく形式にしております。

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AY-A40SX。3文字目のアルファベット【A】は2011年モデルです。【40】以外のパワーランク、それから【SXシリーズ】の他【VXシリーズ】も同様の作業となります。

 


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まず、シャープのアイデンティティとも言える、湾曲したパネル兼ルーバー。外して裏側を見ると、ここまでカビが繁殖しています。裏側には歴代モデル共々、イボイボしたスポンジが貼られていますが、これ、あまり良いとは思えません。イボイボしていれば凹みの部分に汚れが溜まり、カビが生えやすくなると思います。
でも、これを貼ってある意味も分かります。暑い時にはこの部分にも結露した水滴が付くので、それが垂れてこないように対策しているのでしょう。
もっと良い方法があれば、と思う部分です。

 


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おっと!フィルターはキレイです。若干、裏ごしされたホコリはありますが、これなら空気の通過を妨げることもないでしょう。お客様に伺えば機械任せにせずに、定期的にご自分でも洗っているとのこと。
うんうん、それが大切です。自動お掃除機能とは何もしなくて良い機械ではありません。通常のエアコンよりはフィルターをメンテする期間を多少長めにしても大丈夫、くらいの認識でいてください。

 


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お掃除メカ。フィルターを動かしてホコリを擦り取る機械です。何十分の一くらいの確率でトラブルを起こしている機械に出会います。フィルターが内部で絡まってクチャクチャに折りたたまれていることがあります。今回は大丈夫です。

 


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アルミフィン。一番下側のドレンパンと接触する部分にカビが集中しています。
最後まで湿気が残る部分ですからね、納得です。

 


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表側のドレンパンの内部と送風口の裏側。コメントは必用ないくらいのカビ。三年前にクリーニングした業者さんはドレンパン外していません。前回のブログでご説明の通りです。

こちらはドレンパンに関する参考記事です➡ドレンパンを外してクリーニングしたエアコンと外さずにクリーニングしたエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう

 


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今回はハイグレードプランの送風ファン分解クリーニングをご選択いただきました。カビ生えてますが、これくらいならまだ軽度です。リビングのエアコンならば二年使ってこれくらいになるのが普通です。これ以上ならば、平均よりも使用頻度が多い、又はお部屋の空気が汚れているということになります。ちなみに内部乾燥、内部クリーン、内部清浄を使わずにいるとカビが早く増えてしまいます。呼び名は違えど冷房後に早く乾かしてカビの発生を抑制する機能です。生えたカビを取り除く機能ではありません。

 


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送風ファンを外すと壁に残る本体は空っぽになります。送風路のカビもスゴイですね。拭き取ってある境目はお客様が頑張ったラインではなく、私が拭き取りました。ここに養生テープを貼るためです。

 


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アルミフィンの左側を外して持ち上げます。傾いているの分かりますでしょうか?。裏側のドレンパン内部とアルミフィンのゴミが良く流れ出てくれるようになります。

 

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アップしてみると、なるほどアルミフィンが溝の中(ドレンパンの中)に入り込んでいるのが分かりますね。僅かこれだけの傾きですが、クリーニング率は違いが出ます。これを行うとアルミフィンの上から裏側に手を入れて、ドレンパンの内部を指先で擦って汚れを落とすことができます。私の腕はフィンと擦れて赤くなったりしますが、知ってしまうとやらない訳にはいかずです。裏側のドレンパンは構造的に外すことは出来ないので、このように対応しています。

 


エアコン断面図
ここにきてエアコンの構造が良く分からなくなってきましたね。表側のドレンパンだの、裏側のドレンパンだの言われても???ですよね。エアコンを横から見た断面図を掲載しておきますのでご参照くださいませ。

 


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送風ファンの左側を支えている軸受も外しておきます。外さなくてもテープで穴をふさいでおけば問題ないのですが、アルミフィンを持ち上げれば普通に取れます。これについては、また最後に登場します。

 

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自動お掃除機能が集めたホコリを屋外をへ排出するための排気ファン。

 

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お掃除メカから繋がる吸気口にはホコリが引っ掛かり・・・

 

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分解してみると内部のファンにもホコリが沢山。

 

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カバー側もまた然りですね。

 

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このファンを分解するためにはお掃除メカから分離する必用があり、お掃除メカから繋がっている配線も外さなければなりません。画像の様にカプラーが刺さっているところに防滴用(?)のスポンジがボンドで貼ってあるのですが、それを剥すと配線を抜くことができます。
難易度の高い工程ではありませんが、時間はその分だけしっかり掛かります。全ての業者さんがここまでやってくれていれば良いのですが・・・。エアコンクリーニングはお客様には分からないところで手間を省いて安価にすることはいくらでもできるんです。妙に安い広告には気を付けてくださいね。これはほんの一例です。

なお、このスポンジ、同じ構造なのに貼られていない機械も存在します。予告なき仕様変更なのか?良く分かりませんが、シャープさんらしいとも言えます。貼らないでくれた方が作業もし易くて助かります。

 


さて、ここからは洗浄後です。

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アルミフィン、銀色に輝いています。

 


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ドレンパン内部と送風口、真っ白です。

 


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送風ファン、真っ黒です。黒い樹脂部品なので、これは真っ黒であればキレイになっているということなのですが、ピカピカと表現すべきか?いつも迷います。

 


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本体内側も真っ白で気持ちよかですね

 



汚水一杯目。

 

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二杯目。

三杯目。あれ?、また撮り忘れました。

今回は合計30リッターでフィニッシュです。報告まで。

後は元通りに組み立てて動作確認すれば爽やかエア~です。

 


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そうそう、送風ファンを支えるベアリングのグリスが長年の使用で流れ落ちてしまっていたり、乾いて変色しているときは新しいのを注入しておきます。

昨年からグリスを持ち歩くようにしました。

古くなったエアコンからキュルキュル音がするのですが?、と助けを求められ、ここにグリスアップしたらピタッと静かになったことがきっかけです。

今現在、キュルキュル音がしていなくても、こうしておけば後々も安心ですからね。

いろいろと積ませていただいた経験は、また別のお客様のところでフィードバックしております。

お客様どうしは直接のお知り合いではありませんが、当社を通じて密かにメリットを提供しあっていたりします。

そして、私の経験(=財産)もどんどん増えて、また次に広がって・・・。

皆さまのお住まいにも、良いこと盛りだくさんで、お伺いいたします。

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

プレミアムプラン背抜き完全分解クリーニング
ハイグレードプラン送風ファン分解クリーニング
スタンダードプランドレンパン分解 お掃除機能付き

 

 

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