皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
本日は主要7メーカーの中で、背抜き完全分解のご紹介が最後となります、三菱の霧ヶ峰でございます。
まず初めに、背抜き完全分解は霧ヶ峰が一番難しいです。配管の取り出し方によっては対応不可の場合もございますので、お問い合わせの都度ご説明申し上げるようにしております。
もちろん、他メーカーでも不可の場合はあるのですが、霧ヶ峰は背抜き作業に対する余裕度が小さいと申し上げたらよいでしょうか。
この件は霧ヶ峰の設計が良くないということではありません。(霧ヶ峰が業界随一のナイスなエアコンであることは間違いないです。)
そもそも、背抜きというのは、この業界の先人方々が、室内機本体を丸ごと壁から降ろさなくても、何とかそれと同じクリーニング効果を発揮できるように考えた方法であって、背抜きができるかどうかを前提にメーカーはエアコンを設計している訳ではないのです。
簡単に申し上げれば、背抜きはクリーニング業界が考えた裏技ということなんです。
何故そんなにややこしいことをわざわざ?と問われれば、壁から丸ごと降ろすよりも、作業料金をお安くできるからです。
クリーニング効果が同じで、安く済むのであれば、それが一番良いいですよね~ということなんですね。
さて、前置きが長くなりました。
背抜きが終わって壁側はアルミフィンだけになっています。
えーと、ビフォ画像がこの通りでして、大変見ずらくなっております。ごめんなさい。画像下側の部品から、前側のドレンパン、送風ファン、ボディ本体(送風路、奥側のドレンパン、背面ドレンパンが一体になっています。)
あまりにも見ずらいので、部品構成が分かりやすいようにアフターを先に出しておきます。
ボディのアップ、奥側のドレンパンのカビです。
同じくボディ本体、背面側のドレンパンのカビ。壁と接する面です。
送風路。ここは吹き出し口から覗くと途中までは見えますね。でも分解しないと見えない奥にもカビがたくさん生えてます。
送風ファン。
前側のドレンパン。赤茶っぽいのは雑菌が繁殖したものです。お風呂の排水溝周りにでるピンクと同じです。
そして、臭いに一番影響するアルミフィン。下から覗いて裏側を見ています。裏にもカビが生えるんですね。
今回は背抜き向きの良好な設置状態でしたので、首尾よく進み、3時間半ほどで作業終了となりました。
作業後は背抜きならではの心地よい爽やかAirです。
なお、当社の背抜き完全分解と、おそうじ本舗さんがやっている完全分解クリーニングは全くの別物ですのでご注意ください。
詳しくはこちらに➡本物の完全分解クリーニングとは?
それではまた、よろしくお願いいたします(^_^)/
当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。
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