三菱重工のお掃除機能付きエアコンも送風ファン分解クリーニング

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

今回もエアコンクリーニングですが、型式はこちら。

SRK40RV2

SRK…聞きなれない。

当ホムペでは初登場の三菱重工のエアコンです。

ビーバーエアコンと言った方が通りが良いかもしれません。

数は少ないですが、製品自体の歴史は長くありまして、毎年２～３台くらいのご依頼があります。

一方、良く登場する霧ヶ峰は三菱電機です。

同じ三菱グループですが、それぞれ独自に作っています。

天井カセット型では三菱重工が三菱電機に発注する形でOEM供給を受けている機種もあります。

それで、今回記事にしようと思ったのは、初めて出会うお掃除機能付きのビーバーエアコンだったから。ご依頼は去年だったんですけどね。更新が後回しになっておりました。(^-^;

年式は２０１７年モデルとなります。

それでは本題へ。

いきなり分解終わってます。注目は外装カバーに掃除メカユニットが組み込まれていいること。お掃除エアコンの後発メーカーですが、ほえ～、面白！と思う瞬間。効率的な設計とも言えます。実はダイキンも後年このアイデアを取り入れた機種を発売しています。

で、ナイスアイデアは良いのですが、最初の動作確認で片側動いていなかった。。。ダストボックス内にホコリ無し。故障っぽいですね。

フィルターも片方はブラシが掻いた形跡がありません。ホコリの【こより】が出来ていませんね。組み立て後、もう一度チェックしましょう。

ドレンパン内はカビよりも、そのこより。お掃除メカが上手く機能しないことで起ります。重工のお掃除機能の性能が特別低い訳ではありません。例えば皆さんが信頼を寄せる傾向が強いダイキンでも良くある状態です。私はダイキンのお掃除機能付きエアコンが良いとは一度も言った事がありません。

送風ファンはカビ。４年分としては普通かと。

送風路。やはり普通のカビ具合。

アルミフィンにもこよりが。

洗浄後。重工はブルーファンが伝統です。キチンと洗い上がった姿はお美しい。一方で、黒ずみの取り残しがあったりすると、すごく目立つので、業者間ではあまり好かれていません。ちゃんと洗えば良いだけの話ですが大変な物は大変ですｗ。その意味で言えば送風ファン分解クリーニングがお薦めです。

ところで、先ほどから呼び方が重工になっています。どうもその方が馴染みがが良くて慣れてしまっています。

今回、送風ファンとアルミフィンは４０ℓでフィニッシュ出来ました。

ドレンパン内もお美しい。いちいち「お」を付けるなと言われそうです(^-^;

最後に、三菱電機と三菱重工、それぞれ独自設計と申し上げました。重工はドレンホースがネジ留めであり、配管の断熱がオレンジ色であり、この辺りも独自です。

同じグループ内で技術供与しても良いんじゃないかな？とも思いますが、難しいのかも。流石の高品質だよね～と言わる路線の三菱電機。同じ１０畳用でもこんなに安いのあるじゃない！？と言われる路線の三菱重工。

目指している製品ポジションが違うんですね。

どちらが良いか？。皆さまのニーズにマッチした物をお選びになれば宜しいかと思います。

例えば、そんなにしょっちゅう使う部屋のエアコンじゃないし、もしかしたらすぐに引っ越しちゃうかもしれないし、なんて時はビーバーの様なエアコンを選ぶ。

または、家を新築した時にしっかりしたエアコンが欲しい。なるべく長く使うことを前提に選ぶなら霧ヶ峰。

そんな選び分けは如何でしょうか。

もちろん、重工のエアコンが全く長持ちしないとか、そういうことではありません。あくまでも一般論でのお話しです。

それでは、また、よろしくお願いいたします(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

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