皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

ダイキンのお掃除機能付きエアコン【うるるとさらら】を完全分解クリーニングしました。エアコンクリーニングの中で最も改善率の高い手法です。

【背抜き】とも言います。アルミフィン（熱交換器）を残して、ボディを背中側から、ごっそり丸ごと外すので、そう呼ばれています。

背抜きではないけど、完全分解クリーニングと呼んでいる業者さんもいますが、今現在のトレンドとして、完全分解＝背抜き、という認識が多勢を占めています。

ですので、以降は紛らわしいので、【背抜き】又は【背抜き完全分解】と呼ぶことにします。

お〇〇じ本舗さんは、今年（2022年）から完全分解クリーニングを謳ってますが、背抜きではありません。ですので、ダイキンで申し込んでも断られます。

詳しくはこちらで➡お〇〇じ本舗さんの完全分解クリーニングは完全分解ではありません。

それで、当初のご予約時は背抜きクリーニングではなかったのですが、お客様から、ことの経緯を伺い、急きょ提案させていただきました。

と言うのも、去年もクリーニングを頼んだらしいのですが、あまりにも作業時間が短かかったから。（５０分！しかも、最上位機種のうるるとさららなのに）

こちら送風ファン。そんなに汚れていない様に見えますね。（分解しなくても、吹き出し口をライトで照らせば見ることができます）

でも、昨年の作業後からカビ臭くて仕方なかったというお話しから、怪しさ２００％です。

背抜き前にアルミフィンの裏側を覗きこんでみました。その画がこちら。黒い粒々は去年の業者さんが、送風ファンを洗う時に吹き飛ばしてしまったカビの塊です。

こちらは、背抜きして良く見える様にした画。キョーレツですね。

もう一枚。なんでこんなことになるかと言うと、何も考えずに、送風ファンにいきなり高圧水を当ててしまうと、ファンに付いているカビが吹き飛んで、更に奥にへばり付いてしまうのです。分っている人がやれば、こんなことにはなりません。同じ様に見える高圧洗浄でも、作業者によって結果は全然違います。ノウハウがあるのです。

因みに、こんな酷いクリーニングでも、バケツには黒い水が溜まりす。テレビで良く見かける、ウワ～、真っ黒～ってやつですね。あなたが頼んだ業者さんは大丈夫ですか？

これを見ると、洗浄直後からカビ臭かったのも納得できますね。だって、エアコンから出てくる風は、このアルミフィンを通過して来たものですから。

それで、一度このようにされてしまったアルミフィンは、標準的なやり方では元に戻すことは不可能で、ダイキンの場合であれば背抜きクリーニングが必須になります。

さて、こちらは背抜きしたボディユニット一式です。ファンはキレイに見えても、その他は凄まじいですね。（といっても、ファンも十分汚れています。分かりずらいだけです）

前側のドレンパン。

後ろ側のドレンパン。

電装品側に結露水が飛ばない様にする為のカバー。

ココからはアフターです。順繰りご覧ください。

こちらはアルミフィンを高圧洗浄した汚水です。１杯目。アルミフィンを洗った汚水がこんなに黒いのは異常事態です。（テレビでよく見る黒いのは、ファンから落ちてきた水なので、これとは意味が違います。今回はファンや、その他の部品は個別に洗ってますので、バケツには溜まりません）

６杯目でも、まだこんなに濁ってます。去年、キチンとクリーニング出来ていれば、１杯目がこれくらいのはずです。

９杯目でやっとこれくらい。最終的に今回は洗い流し１００リットルです。

こうして、何とか正常な状態を取り戻した今回のエアコンですが、安かろう、悪かろうな業者さんに頼んでしまうと、二重で出費を伴います。

最初から当社にご依頼いただければ、前回のドブに捨てたも同然のお金は必用無かった。。。

エアコンクリーニングは完全なる手間賃仕事、料金＝技術料ですから、お値段と品質は確実に比例します。

どうか料金の高安に惑わされること無く、品質（作業内容）で選んで下さいね。

ダイキンエアコン、標準エアコンから、高級機のうるるとさららまで、背抜き完全分解クリーニングが可能です。

ご料金は機種によって変わりますので、ご希望の方はお問い合せ下さいませ。

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/

【２０２３年４月追記】　一年半後にまた洗ってきました

さて、前回洗ってから1年半が過ぎました。

同じように分解してみましょう。

如何でしょうか？キチンとクリーニングできていれば一年半経っても内部はこんな感じです。前回のビフォー画像と比べてみてください。

この一年半、使用感如何でしたか？と私。

もう全然違いました。全く匂わなかったです、とお客様。

とはいえ、一年半使ったエアコンからはこれくらいの汚れは出ます。平均的です。

前回の時に6杯目の汚水を指して、去年きちんとクリーニングできていれば1杯目がこれくらいですと申し上げました。

正にその通りの結果です。

エアコンクリーニングを頼む時に読んで欲しい記事７選

１．エアコンクリーニング業者の選び方
２．ドレンパンを外して洗ったエアコンと、外さずに洗ったエアコンはどれくらい違うのか？見てみましょう
３．アルミフィン（熱交換器）の洗い方で大切なこと。臭いが消えるかどうかはアルミフィン次第です
４．送風ファンの洗い方で一番大切なことって何？
５．ＤＩＹでクリーニングしたエアコン、キレイになっているのか？分解してみました
６．エアコンの防カビコーティングって意味あるの？
７．エアコンの室外機のクリーニングって必要なの？