皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
本日は三菱電機の霧ヶ峰でございます。と申しましても、良く登場する壁掛けエアコンではなく、天井カセット型と呼ばれるタイプ。三菱電機の商品名ですと、ハウジングエアコンとなっております。
画像で。こんなのです。
それで、この機種をクリーニングする際は、ご覧の様にV字型のアルミフィンを下げ、内部に納まっている送風ファンを外してクリーニングしないと改善しない…いや、むしろ逆効果になってしまうことで有名な機種です。どういうことなのか?見て行きましょう。
例えば、こちら。10年近く経過した機械ですが、今までほぼ毎年、クリーニングを依頼してきたとのこと。昨年もされたそうです。送風ファンはそこそこキレイですね。なるほど一年分といった雰囲気です。
ドレンパンもキレイ。やはり一年分の感触。
ところがV字型のアルミフィンの中はご覧の通り。一年分どころか、普通は10年経ってもこんな風にはなりません。送風ファンを外さずにファンに付着したカビを吹き飛ばした結果なんです。このV字型のアルミフィンの中には、カビの塊りが通り抜ける道は無いのですね。
過去のクリーニングでは、直後からカビ臭くて仕方なかった理由をお客様にもご覧いただき、ご納得されてました。写真カシャカシャ(´∀`*)
一方、こちらはまた別の機械。経過年数は同じく10年程ですが、過去のクリーニング歴は無く、当社でお世話させていただくのが初めてとのこと。
送風ファンはカビの塊りがモコモコです。今まで溜まり続けてますからね。ヤバい(;´∀`)
ドレンパンの中もブヨブヨです。排水溝がブヨブヨになるとの同じ理屈です。キモイ(;^ω^)
では、アルミフィンもさぞかし汚れているはず? ところが、この程度。(・ω・ノ)ノ なんと!
この二台、共にマズい状態ではあるのですが、どちらがマシかと言えば、2台目のほうです。
▶一つ目の理由として、臭いは送風ファンがモコモコのままのほうが救われます。カビの塊りがアルミフィンに飛び散ると、アルミフィンで結露した水と、カビが混じり合い、余計に酷い臭いになります。
▶二つ目に、カビが付着したアルミフィンは劣化が早くなります。こちら、一番目の機械を洗ったあと。
ちょっと分かりずらいかもしれませんが、所々黒いシミの様になっています。これ、カビが残っている訳では無く、長年付着していたカビの浸食作用でアルミが腐食しています。
如何でしょう?そんなこんなで、この機種はキチンとした分解クリーニングが出来ないのなら、返って触らない方がマシなんですね。
なのに、送風ファンを外してクリーニングしてくれる業者は圧倒的に少ないと言う事実があります。
実際に一台目のお客様は過去数社を渡り歩いて来て、送風ファンを外しているのを初めてご覧になられたとのこと。
いつも申し上げることですが、エアコンクリーニングはバケツに溜まった黒い水だけでは何も分かりません。
見えない所も闇に葬らない業者をご選択いただければと思います。目では見えなくても、鼻で分っちゃいますからね。
前の業者さん達の置き土産(笑)を内側から押し出してます。
それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/
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