エアコンの設定温度と、室温の差が小さいと(温度設定が高いと)臭いが出るのは何故か?

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

エアコンの臭いに関する不思議現象を解説させていただきます。

▶エアコンの温度設定を低くしていると匂わないけど、高くすると匂う。

▶真夏は匂わないけど、季節が進んだ秋口や、夏前の梅雨時は匂う。なんてことを経験された方、少なくないと思います。

 

まず、臭いが目立つのはどういう時なのか?を考えてみましょう。

それは液体として蒸発する時です。

例えばこんな例。

汚れた雑巾や台ふきん。

完全に乾いている時、又はびしょびしょに濡れている時はあまり臭いませんね。

でも、ぎゅうっと絞ると悪臭がしたり。さらにはその状態で広げて扇風機で風を送ってあげれば完璧です。👍💦

同じ雑巾なのになんで違いが生まれるのかと言えば、臭い成分が水分と一緒に蒸発して空気中に放たれ、皆さんに鼻の中に入ってくるからです。

乾ききる直前は雑巾の表面温度も上がり、繊維の一本一本、全面積から水分が蒸発していることが想像できると思います。

一方、完全に乾いていれば、そもそも蒸発する物が無いですし、逆にびしょびしょの時は繊維の表面も低温の水で覆われているので、まだ蒸発量が少ない状態です。

もう一例。煮物作っているとき。

コトコト煮込んでいるときは沢山蒸発してキッチンから遠く離れた場所まで香りが届きます。でも、作り終わって冷めてしまえば、鍋に顔を近づけなければ匂いません。

さて、エアコンに戻ります。

 

ケース1 エアコンの温度設定を低くしていると匂わないけど、高くすると匂う。

例えば、室温27℃の時に冷房を点けます。25度設定だと匂わないけど、26度設定にすると匂う。

何が起こるのか?

室温27℃から設定した温度まで下げようと冷房運転が始まります。

エアコンのアルミフィン(熱交換器)が冷たくなり、結露して部屋の湿気を取りながら室温が下がっていきます。

室温が26℃になりました。

26℃設定のほうは、それ以上冷やす必要がなくなるので冷房が止まります。つまりアルミフィンを冷たくするのを止めて送風状態になります。(実際には今のエアコンはインバータ制御されているので、完全なオンオフというよりも、微妙に弱くしたりと細かいコントロールをします。専門用語でサーモオフと言います。)

そうなると、アルミフィンからは新たな結露水は発生しなくなるので、冷房が止まる前までに発生した結露水に風がバンバン当たって一気に蒸発を始めます。

結露水には汚れが溶け込んでいます。匂いますね。

一方、25度設定にしている場合は、まだ1℃下げなければなりませんから、まだまだ冷房動作中です。

次から次に冷たい結露水が発生している状態で、蒸発はしないので(少ないので)臭いません。

これもやがて25℃まで室温が下がれば同じ様に匂うかもしれませんが、1℃分の余裕で違いが生まれます。

この様に冷房時の設定温度が高いと臭いが出る現象、これは経験済みの方、大勢おられると思います。

過去にも同じような記事を書いてあるので、それ関連でのキーワードでのアクセスが毎年多くございます。

さて、今の事例は気温が同じで、エアコンの設定温度が違う場合のお話でしたね。今度は臭いの出る理屈は同じなんですけど、条件を変えてみます。

つまり、気温は違う、エアコンの設定温度は同じ、にします。

 

ケース2 真夏は匂わないけど、季節が進んだ秋口や夏前の梅雨時は匂う

冷房使用期間はGW、又は梅雨時から始まり~真夏~そして秋口までと季節を跨ぎますよね。

でも、エアコンの設定温度を変えることが無い人って多いと思います。冷房ボタンを押すだけ…。

そうすると、梅雨時や秋口は臭いが出やすくなります。

もっと具体的に。

あるご家庭のリビングのエアコン。季節に寄らず27度設定のままだったとします。

真夏。室内は冷房しなければ30℃以上あります。そこから27℃まで下げようと思っても、そうそう下がるものではありません。

屋外からの猛熱で建物が熱せられているので、エアコンは常に冷房し続ける必要があります。結露水も次から次へ発生するので、蒸発方向に作用することは基本的に無いんですね。

一方、梅雨時、秋口はどうでしょう。湿度は高いものの、気温は低いのでエアコンはそれほどハードに働かなくとも、設定した27度まで下がってくれます。

そうすると先ほどの様に冷房が止まって送風状態に。結露水が蒸発して匂うようになります。

▶この状態が引き起こす皆さまのご経験談。

今年使い始めたときスゴイ臭かったんですけど、最近はあまり匂わないんですよねぇ…。

使い始めたのが5月の終わり頃、クリーニングご予約いただいてお伺いしたのが6月終わりの気温が更に上がった頃。

つまり、そういうことなんです。

なので、最近匂わなくなったからといって、クリーニングせずに放置すると、夏を超えて気温が下がり始める頃には、また同じ臭いが・・・いや、もっと臭くなります。

だって、この夏に使って更に汚れが増えて秋を迎える訳ですからね(;^_^A

▶ケース2の発展形で、こんな記事もアップしてあります。

リビングのエアコンは匂わないのに、ずうっときれいなはずの寝室が匂うのは何故か?

 

知識の豊富な技術力のある業者にクリーニングを依頼しないと臭いは消えません。

いずれにしても、エアコン点けて臭いが出るということは、何かしらの臭い物質がエアコン内にあるということですが、それを改善するにはクリーニングが必要です。

でも、どこのクリーニング業者でも臭いを消せるわけではありません。

こちらの記事も是非ご覧ください。

エアコンクリーニングで、臭いを消せる業者と、消せない業者の違い

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/

当店では三つの手法でエアコンクリーニングをご提供しております。店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金など詳細は各々のページをご覧くださいませ。

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