日立お掃除機能付きエアコン RAS-X56E2 のクリーニング

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

天気に恵まれ過ぎのメチャ暑い三連休も本日で最後となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

海に、山に、川にお出かけの方が沢山いらっしゃる一方で、エアコンクリーニングの為にご在宅の方もいらっしゃり、私の今週末は沢山のご予約をいただいておりました。

お掃除機能付きエアコンが7台と通常タイプが2台、沢山のご利用、誠にありがとうございます。

明日以降も気合を入れて、皆さまのお住まいへ伺ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、本日は日立のお掃除機能付きエアコン RASーX56E2 のクリーニングです。

2015年モデルの最上級シリーズとなります。

日立に限らず、そのメーカーの最上級シリーズというのは高機能がウリなので、部品点数も多くなり、構造がより複雑になっています。

今回はその最上級シリーズ固有の複雑な部分を中心にご紹介しようと思ったのですが、ちょっとその前にお伝えしたいことがあります。

お客様の前で分解していると、外した部品を見て、多くの方が「それってぇ?」と思われることがあり、丁度よい写真が撮れたので、この機会に触れておきます。

これは、日立に限ったことではなく、メーカー、型式によらず、共通の事柄となります。

当社はドレンパンを外してクリーニングすることをアピールしておりますが、ドレンパンの中にはカビ、ヘドロの他、殆どのエアコンで鉄の錆が見て取れます。今回の日立ではドレンパン内に発泡スチロールを敷き詰めてあるので、余計に錆が目立つ状態となっております。
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で、この状態を見るとカビやヘドロよりも、錆びの方に驚かれるお客様がいらっしゃいます。

ですが、まずはご安心下さい。これは特に壊れているわけでも、異常なことでもありません。

エアコンとしては普通のことで、こうなることは最初から分かっています。

この錆びの正体はアルミフィンの端に付いている鉄板から出るものです。下の画像を見ると良く分かりますね。銅パイプが鉄板を貫通してアルミフィンの中に続いています。その鉄板の下の方が錆びています。
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何でこんな所にわざわざ錆び易い鉄を?と思われるかもしれませんが、ここに厚みのある丈夫な鉄板を使って同パイプを支えるようにしないと、アルミフィン全体がグラグラ動いてしまって形を保つことができないのですね。

それで、アルミフィンは冷房時には結露しますから、この鉄板から必然的に錆が出ます。錆が進み過ぎればいつかは朽ち果てて崩れてしまいますが、メーカーはそれは見越して、エアコンの寿命期間はじゅうぶん保てるようにしてあります。

また、赤錆びは人間にとって不衛生なものではありませんから、健康上の問題もありません。

え!それでも嫌だから錆が出ないように作って欲しいですって?

うーん、私はメーカーの人間ではありませんが、そうしようと思えば、作れると思います。

赤さびは鉄が酸化したものですから、素材を変更すればよいのです。

例えばステンレスにするとか、チタンにするとか。

ただ、エアコンの販売価格が今よりも高くなってしまうことが予想されます。

素材自体が鉄よりも高価であること、製造するのも難しくなること、そのコストがエアコンの販売価格に乗っかるはずです。

そうであれば、普段は見ることの無い、健康にも影響が無い錆を気にするよりも、安くエアコン買えた方が良いと思います。

話をクリーニングに戻します。外したドレンパンは手洗いしますが、カビやヘドロをキレイにする工程で錆びも殆ど落ちてしまします。若干残ることがありますが、その残った錆びの為にわざわざ別工程(別の薬剤)を用いることは致しません。先の説明の通り、この程度の残った赤茶色は気にする必要が無いからです。これに時間とコストをかけるのならば、他に気にした方が良い部分が沢山あります。
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気にした方が良いのはもちろん第一にカビ。3年目のエアコンですが生えています。
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丁寧に手洗いして、さらに塩素消毒すれば真っ白です。
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送風ファンにもカビ。一枚一枚の羽根の内側に注目です。銀イオンファンもしっかりカビ生えます。
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こちらは高圧洗浄機でブシューっとキレイにします。
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作業前のアルミフィン。見た目的にはキレイです。
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クリーニング後との違いは画像では分かりません。(斑になっているのは濡れている所と乾いている所です)
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ですが、高圧洗浄した汚水はこんな感じで黒々しています。この後バケツ2杯流しました。今回は25リッターの洗い流しでO.Kとなりました。
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さて、ここからは上級シリーズはドドンドン複雑化している件について。特に日立とパナソニックは同じ傾向で、この2メーカーは高機能=高性能=高品質という考え方で競い合っている感じがします。その分だけ分解・組み立ては年々難しさを増しています。電装基盤が右横から前面に移動したのも両社同じ。パナソニックは2012年から、日立は2013年からです。
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そして、日立については基盤が二枚構成です。
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右側の配線の通し方をよく覚えておかないと、組み立て時に苦労するのも両社同じです。
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そして、この2015年モデルはアルミフィンとドレンパンの噛み合いがきつくなり、ドレンパンの外し方が難しくなりました。

右手でドレンパンを動かし、同時に左手でアルミフィンを動かしてヨッコイショと・・・。

文字にしても???ですが、それぞれ片手で持つと態勢が苦しくてけっこう重いので、「よし、外すぞ!」と気を引き締め、呼吸を整えてから取り掛かっています。

そうして外したドレンパンにもイオン発生装置や、ルーバーモーターが各所に付いているので、手洗いする際も注意が必要です。電気部品に水が掛かってはマズイですからね。
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ドレンパンを外さずに洗浄する場合、養生しても怖くて水圧上げられないと思います。

音のイメージで表現すれば、プシャァァでなく、ブシューーッっという強さで洗わないと、アルミフィンも、送風ファンも、きちんとキレイにするのは難しい所です。

ドレンパン内部については、もちろん今までにお伝えしてきた通りの違いが出ます。

こちらご参考記事です。
↓ ↓ ↓
ドレンパンを外してクリーニングしたエアコンと外さずにクリーニングしたエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう

エアコンクリーニングは大胆に高圧洗浄機を使える環境を作れるかどうかで結果の半分以上が決まります。

プシャァァでなく、ブシューーッと洗ってほしい方、いらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/


ご料金の他、クリーニングの全体的な事柄はお掃除機能付きエアコンクリーニング ノクリア他全メーカー対応をご覧ください

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