皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。
今年の8月にクリーニングしたものの、喉がイガイガするので・・・ということで背抜き完全分解クリーニングを承りました。
この型式は2016年モデルのお掃除機能付きタイプとなります。
ダイキンの中では3番目のグレードで、Cシリーズと呼ばれる物です。
Tがモデルイヤーを表しています。
数字はパワーランクで、他の数字でも構造は同じエアコンとなります。
さて、本題です。
分解して見ると、8月のクリーニングでは、きちんと洗えていないことが分かります。
表側はキレイに見えますが、…
背抜きして、裏側を見ると、こんなに汚れが付着しています。
なんで、こうなってしまったの?。こちらの図の通りです。この図の詳細解説はこちらの記事です➡送風ファンの洗い方で一番大切なことって何?
当社での洗浄後。
そして、今回は裏側だけでなく、奥側のアルミフィンも洗えていません。(背抜きでなくても洗える部分なんですが・・・。後述します)
奥側が洗えていないというのは、こういうことです。この図の詳細解説はこちらの記事です➡アルミフィンの洗い方で大切なこと
当社での洗浄後です。
エアコンの汚れというと、一般的には送風ファンに注目されがちです。しかし実際は、参照記事でも触れている通り、アルミフィンのほうが洗浄が難しい…
このことは、業者でも認識が無かったりします。何故ならば、アルミフィンは通常では表側しか見えないので、分解の経験の浅い作業員は自分の洗ったアルミフィンの裏側がどうなっているのか?分からないのですね。
とは言え、奥側については天井が広ければ覗いて確認できるし、頭が入らなくても、鏡を使えばどうなっているか分るんですけどね。そこは、その業者の経営方針によるところでしょうか。
実際、エアコンクリーニングは分解しないと見えない部分が殆どなのを良いことに、確信犯的に悪行を行っている業者すら存在します。
それを値段相応と片付けて良いものか?
私としては、どんなに安かろうとも、仕事として行うべき最低限のラインがあると思います。
その価格で、その最低限のラインに到達できる作業を提供できないのであれば(経営していけないのであれば)、その価格設定自体が間違っています。もはや仕事としての体を成していない。
正直なところ、良い作業を適正な価格で集客するよりも、低レベルの作業を安売りで集客する方が遥かに楽なので、そういう業者がこの業界に群がっています。(他の業界でも言えることかと思います)
しかし、その様な低レベルの作業で出てきた真っ黒い水を見てご満足された方にも、最終的にはそれが良い作業だったのかどうか分ってしまいます。何故なら体は嘘をつかないから。キチンと洗えていないアルミフィンは今回の様に体調不良を引き起こします。
因みに、今回のクリーニングではアルミフィンの洗浄だけで30㍑の高圧洗浄をして当社基準のキレイさに到達しました。8月の業者さんは、送風ファンも一緒に洗って、バケツ一杯(おそらく10ℓ程度)で終了だったそうです。
背抜き完全分解しての30㍑とは結果が違うことは、皆様にもお分かりいただけるかと思います。
エアコンクリーニングは各部品のキレイさを統一することが何よりも大切です。見える部分だけキレイにして終了してしまう商品(作業)を買わない様にされてください。
最後に背抜きしないと洗えない所をまとめて終わりにさせていただきます。
それでは、また、よろしくお願いいたします。(^_^)/
ダイキンのエアコンのクリーニングは、下記の2つのプランからお選びいただけます。当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。ご料金や、ご依頼への全体の流れにつきましては、各々のページをご覧ください。
プレミアムプラン | ▶背抜き完全分解クリーニング |
スタンダードプラン | ▶ドレンパン分解クリーニング |
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2.ドレンパンを外して洗ったエアコンと、外さずに洗ったエアコンはどれくらい違うのか?見てみましょう
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