AS-X56D2 富士通ノクリアエックス 背抜き完全分解クリーニング

皆さま、こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

本日は富士通ノクリアXのクリーニングです。

型式のアルファベットDは2014年モデルの略号です。まだ、フィルターの自動お掃除機能が付いていない頃のノクリアXですね。

56以外のパワーランクも同じ機械で、同じ作業の内容となります。

それでは・・・とその前に、このエアコン、去年まで3年連続で他の業者さんにご依頼されていたそうです。

TVCMで有名な業者斡旋サイトで選んだそうで、評判は★が沢山付いていたそうですが、翌年には咳が出ての繰り返しだったそうです。

これは何かおかしい?ということで、斡旋サイトに頼らずに、今回は自力で探して、当社の背抜き完全分解クリーニングに辿りついたと、事の経緯を教えてくださりました。

因みに当社を見つけるのは、そんなに難しくはありません。【富士通ノクリアXクリーニング】でググると、今現在で7位…あれ?いつの間にかちょっと下がってます(”^ω^)・・・まあ、とりあえず1ページ目に居ます。

それで、その★が沢山付いていたのに・・・と言う件ですが、あの★って正直あまりアテにしない方が良いかと。

商売の邪魔をするつもりはありませんが、あの★について私なりの見解を述べさせていただきます。

あれはやらせではなく、利用者の評価であることに間違いはない様です(たまにライバル業者の嫌がらせ低評価はあるらしいです。コワッ)。

ただ、その評価要素と言うのが、正直な所、スタッフの人柄の良さが占める部分が大きいのですね。

人柄は大切です。でも、作業内容も良くないとダメですよね。

ところが、作業内容の良し悪しについては、評価する術を持たないまま頼んでいる利用者が大勢います。

特にそのマーケットで選んでいる方は、その傾向が強いと思います。何故なら、そのマーケットは、作業内容の詳細について解説出来る程、情報掲載が出来るサイト構成にはなっていないからです。

また、ネット上のこんなことからも、それを伺い知ることが出来ます。

近年SNS等の発達により、エアコンクリーニングを頼んだ一般の方の投稿が多く存在します。

投稿内容を見ると、エアコンクリーニング頼んだよ~、こんなに黒い水が出たよ~、良かったよ~と言ったもの。

でも、そのエアコン本当にキレイになっているのでしょうか?

それらの投稿の中には洗浄中の画像が入っていることが多いですが、分解せずにメチャクチャな養生で高圧洗浄機を向けている物が少なくないんです。

私から見れば、壊れなかっただけラッキーでしたね、みたいな作業です。

でも、そんな作業でも黒い水は出てきます。

それを見て、キレイになったと思ってしまう…。エアコンクリーニングは完了後の内部が本当にキレイになっているかどうか?目で見て確かめることが出来ないだけに、こんなことが起こるんです。

エアコンクリーニングの結果の良し悪しは、分解と洗浄技術の両方で決まります。バケツ一杯目の黒い水を見ても何も分かりません。

それで、そんな不確定要素を一蹴出来る手法が背抜き完全分解クリーニングです。

お客様も、中身が実際どれだけ汚れていて、どれ位キレイになったのか?目で見てご確認いただくことが出来ます。

(そう申し上げておいて、こんなこと言うのも憚られるのですが、それでもなお、作業員によって違いが出るのがアルミフィンの洗浄です。先に洗浄技術と申し上げたのは主にアルミフィンのことを指しています。こちらご参考に➡アルミフィンの洗い方で一番大切なことって何?

それでは作業の様子へ。

分解します。

アルミフィン。下側が黒いです。

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表側よりも、裏側が咳の大きな原因。黒い粒々が見えますね。これ、前年までの業者さんが送風ファンを洗う時に吹き飛ばしてしまったカビの塊です。

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こちらが送風ファン。分解せずに洗う手法の場合、送風ファンに最初から高圧水を吹きかけると、画像の様なカビの塊が吹っ飛んで、アルミフィンの裏側にみんな貼りついてしまうんです。それをやられてしまうと、バケツに落ちるカビが半分、アルミフィンに貼りついてしまうカビが半分といった感じで終わりになります。で、こうなってしまったアルミフィンをキレイにするには、通常のクリーニングでは不可能で、背抜き完全分解が必須になります。

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こちらは送風路。黒い点々が大きい所と、細かい所と、境目が出来ているのが分かりますね。その境目から上の大きな点々の所は、去年までのクリーニングでは落とせていなかった所。新品からずうっと引き継いできたカビです。

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アルミフィンや送風路がそんな感じですから、ドレンパンの内部は当然こんな状態です。

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そして、アルミフィンと送風ファンを高圧洗浄します。

1、2、3杯。全然キレイになる気配がありません。

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4杯。まだ濁ってます。アルミフィンに押し込まれて取り残されていた汚れの多さを物語っています。

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5、6、7、8。ふう~、やっとキレイになりました。全部で100ℓです。去年までのクリーニングでキチンとキレイになっていれば、一年分の汚れがこんな量になることはありません。もしも来年、また当社でクリーニングしたら、2杯で終わるはずです。

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アフターの様子、順繰りご覧ください。アルミフィン、銀色にもどりました。

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裏側も大丈夫。

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送風ファンも、

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送風路も、

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ドレンパンの内部も、みんなピカピカです。

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作業をご覧になられたお客様からは、途中でスゴイ、スゴイを連呼していただき、こんなにやってくれて、この値段なら全然安いですよ!のご感想をいただきました。

前の業者さん2時間。当社5時間半。

もちろん金額自体は当社のほうが高いです。内容を考えたら、むしろ安いということですね。

そう仰っていただけて、光栄です。

この度は当社を頼っていただき、大変ありがとうございました。

なお、今回は一番大切な所に焦点を当てたかったので、サイドファンの分解の様子は割愛しました。ちなみに2時間の作業では、サイドファンの分解は絶対に出来ないことだけ付け加えておきます。

それでは、また、よろしくお願いいたします( `・∀・´)ノ

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【追記】2年後にまた洗ってきました

前回訪問時にアドバイスさせていた通り、ちょうど二年後の10月に再度ご依頼いただきました。

当社でクリーニングした二年後と、前業者さんがクリーニングした一年後の違いをご覧くださいませ。

アルミフィンの内側。当然ですが飛び散ったカビの粒々はありません。

 

ドレンパンの中もキチンと洗えていれば2年経ってもこれくらいです。

 

そして使用期間が2倍長いにも関わらず、洗い流した量はこれだけ。4杯です。前回の4杯目と比べて見て下さい。

前業者さんの一年後よりも、当社の二年後のほうがキレイな訳です。

因みに、前業者さんの時は一年経てば咳が出て、またクリーニングの繰り返し。

当社でクリーニングした二年後は、未だ咳は出ていなかったそうです。

一回当たりのご料金は安くても、毎年頼まなければならない前業者さん。

前業者さんよりも一回当たりのご料金は高い当社ですが、結局どちらが安かったのか?というお話でした。

料金の高安、技術の高低。建設的なご判断でご依頼先を決めていただけますと幸いです。

それでは、また、よろしくお願いいたします。(^^)/

富士通ノクリアXの背抜き完全分解クリーニングのご料金は、税込み33,000円になります。普通のノクリアは25,300円です。

※基本構造変更後の第二世代ノクリアについて
富士通ノクリア 【第二世代】の背抜き完全分解クリーニング

当店は店長坂井が一台づつ、想いを込めてクリーニングさせていただきます。他メーカや、ご依頼への全体的な事柄は下記のページをご覧くださいませ。

プレミアムプラン背抜き完全分解クリーニング
ハイグレードプラン送風ファン分解クリーニング
スタンダードプランドレンパン分解クリーニング

 

 

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3.アルミフィン(熱交換器)の洗い方で大切なこと。臭いが消えるかどうかはアルミフィン次第です
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